無難に大企業に就職しようと思ってます。。
でも、実は、まわりや親の意見に流されてるだけ…
こんなんで、大企業に就職を決めちゃって大丈夫かなー?
あとで絶対に、後悔したくない!
納得した上で、決断したい!
今回は、こんな悩みにお答えしていきます。
新卒で、なんとなく大企業に就職。
17年間勤めて、やめたわたしが…詳しく解説します!
大企業にはいいところも、悪いところもある。
わたしには、合わなかった。
でも、こんな人がいるのも事実。
- 出世して成功を収める人
- 楽して高い給料をもらう人
わたしは、大企業にかるい気持ちで就職したことを後悔しています。
- 入社前に、もっと積極的に情報収集していれば…
- 入社後に、もっと外に目を向けた活動をしていれば…
結果、わたしは、こうなりました。
- 就職してから、想像してた現実と違うことを知った
- でも簡単には、抜け出せなかった
- 結果、人生の長い時間を無駄にした
- 肉体も精神も病んでしまった
誰もがこうなるわけじゃない。
でも、あなたもこうなる可能性がある。
この記事を読んで、大企業の実態を、正しく理解して下さい。
後悔することのない決断をして下さい!
【関連ガイド記事】大企業への就職情報を総まとめしています。
大企業に就職・入社して後悔した理由
①出世はそんなに甘くない!
いやいや!
ぼくは絶対出世できる自信がある
誰よりも頑張るし、努力もする
なによりお金を稼ぎたい
わたしも昔そう思ってた…
で、どこからそんな自信がくるの?
熱い気持ちだけ…🔥
はい、、そうですね。
誰もが会社員になったら出世したいと燃える🔥
でもそんな思いは、数年。いや、すぐに打ち砕かれる。
だって、大企業で、出世できる人。
部長以上は、5%以下
大企業の出世争いは、全国大会。
みんな、学生時代に、出場した経験もない。
でも、大企業の会社員になったとたん、そんな淡い夢を抱く。
そして、多くの人が…
完膚なきまでに、打ち砕かれる!
上にのぼり詰める人は、並大抵じゃない。
- 継続力
- 体力
- 努力
- 根性
- 冷酷さ
特に、ストレス耐性は尋常じゃない!
どんな理不尽にも耐え続ける、はがねのハートが必要。
絶対に体も壊さない。
逆に病気になれば出世争いからは脱落。
優しい人も駄目。
時には、劣化のごとく怒る人が多い。
②一度入ったら抜け出せない!
まあでも合わなければ辞めればいいじゃん…
転職によるキャリアアップは、どんどんやっていきたいと思ってる
もちろん収入アップ目指してね
どこまで世間知らずなんだい、、きみは…
こんな考えで、安易に大企業に足を踏み入れるのは非常に危険!
- とりあえず入ってみて、合わなければ転職
- 大企業で経験を積んで独立・起業
理由は2つ。
- 上司が辞めさせてくれない
- 受け入れ先がない
1つ目。
大企業の上司達は、本気でこう思い込んでる。
わたしたちは、運命共同体
ここを出て行くと必ず不幸になる
部長・課長クラスは、多くが新卒入社。
外の世界を全く知らない、いわば村社会の長。
自分達のために働く村民を失いたくない。
だから、すさまじい執念で必死で止める。
2つ目は、受け入れ先がないこと。
要は、簡単には、転職先が見つからない。
特に、長く勤めると難しくなる。
10年を超えると非常に厳しい。
これは、簡単な理由。これらが全くないから。
- 外の世界で通用するスキル
- 外の世界の知識
- 外の世界との人脈
大企業は独自の手続きやルール、要は村の掟だらけ。
大企業で長く暮らしている人、この掟に詳しくなるだけ。
それだけを武器として生きることに。
当然、外の世界じゃ通じない。
村民以外とは、ほとんど交流も人脈もない。
③さぼり倒したものが勝つ世界!
3つ目は、これまでの2つの理由から引き起こされること。
こんな人達が選ぶ道。
出世もできない
外にも出れない
はいそうです!
みんな楽して生きていく道を選ぶ。。
いいじゃん!
だから大企業を選んだんでしょ?
楽して高収入!最高じゃん!
もう一度言う!
どこまで世間知らずなんだい、、きみは…
出世を諦めた95%の人がどうなっていくか…
- 仕事中寝る、さぼる
- 自己研鑽なんてしない
- 面倒でつらい仕事は避ける
- 周囲や部下に押し付ける
それでも簡単にクビにはならない。
さらになんと!少しずつ給料は上がる。
そんな楽をして給料もらってる人のために損をしている人。
つまり負けている人は誰?
未来のお前だーーー!
どーーん!
うげーーっ!
そうです!
大企業は、努力をしている人。
特に若手社員が損をする世界。
大企業への就職・入社をおすすめしない人
ある意味、先ほどの理由の裏返しなんですが。。
さらに詳しく解説していきます。
大企業への就職・入社は、こんな人にはおすすめしない。
- ①トップになった経験がない人
- ②体力に自信がない人
- ③合わなきゃ転職と思っている人
- ④成果主義・実力主義を望む人
というか、まさに昔のわたし!
①トップになった経験がない人
大企業で出世する人は、トップになった経験がある!
いきなり社会人でトップなろうと思っても、無理!
大企業での出世争いは、いわば、全国大会。
日本中から野心を持って集まってくる人達との争い。
あなたには、こんな成功体験、ありますか?
- スポーツで全国大会出場
- 部活で数十名の部員を率いて大きな成果を出した
- テストで学年1位、全国模試で上位
- 東大合格
ある人は、勝負の勝ち方を知っている人。
大企業の出世争い、あるいは企業間のコンペ。
これは、必ず、勝つ人と負ける人がいる。
自動車免許の試験のように、一定の点数を超えると全員合格するものじゃない。
トップになった経験がある人は、相手に勝る努力の術を知っている。
逆に、トップになれなかった人は、相手より下回ってきた証拠。
仕事という、勉強やスポーツを総合したようなジャンルで、相手を上回れる可能性は低い。
②体力と精神力に自信がない人
大企業で出世する人は、体力が無尽蔵…!
オールくらい余裕ですけど。。
卒論書いた時も、よく徹夜してました…
そんなレベルじゃない…
大企業の部長以上なんて、だいたいこんな生活。
- 5時に起床
- 毎朝7時に出社
- ほぼ毎日、接待・会食
- 休日も趣味や家族サービスに超アクティブ!(接待ゴルフも多々…)
これを20年、30年、ひたすら続ける。
そして、日中はストレスの嵐!
でも、風邪もひかないし、病気にもならない。
わたしでさえ、管理職時代は、4時起き、6時出社でした。
結果、何度か体を壊して入院。。負け組ですね。
もちろん、体力と精神力は、中小企業、特にベンチャー企業にも必要。
バリバリやりたい人には、大企業以上に必要かも。
でも、大企業で、出世・活躍を望むなら、上位5%のレベルは必要になる!
③合わなきゃ転職と思っている人
大企業は、色々なことを経験できるわけじゃない
特に、若い時は、大した経験ができない
会社自体には、色々な部署や仕事があるけれど、1社員が所属するのは1部署。
縦割り社会の分業制なので、そんな短期間で異動できない。
特定の部署に長くいることが多い。
さらに、その企業独自ルールで仕事をこなす必要がある。
外の世界のことなんて、全然知らない人も多い。
- 他社では、どうやっているか
- 世間では、どんな取り組みが進んでいるか
実際にお客さまや取引先と、接しない人も多い…
そして、大企業は、若手に失敗・経験させてくれない。
特に、大きな仕事は、若手に任せない。
加えて、最近は、パワハラの問題にも敏感。
大きな失敗をさせて、傷ついてやめられたら、問題に…
結果、こうなる。
外の世界を知らない
さらに経験値もない
当然、簡単に転職できるわけない。
④成果主義、実力主義を望む人
大企業は、終身雇用と年功序列が基本
どんなにさぼり倒しても、クビにならない世界
自分より歳が上で、全然仕事をしてない人。全く成果を出してない人。
でも、年収1,000万円以上もらっている人、ゴロゴロいる。
特に、直属の上司が、そんな人の場合は、許せない。
正直やってられない
人生逃げ切りを図っている40代以上が大量にいる。
このままいかに楽して、いまのポストにしがみ続けるかだけを考えている。
だから面倒なことは、全部、部下に丸投げ。
自分は、ふんぞり返ってるか、寝てる。
当然、何かあった時に、責任を取る気もない。手柄だけ持っていく人さえも…
実は、わたしの上司も、そうでした…
わたしの後悔の歴史を簡単に振り返ります
入社時の理想と現実の違い
新卒で入社した時のわたし、こんなことを考えてた。
- 圧倒的に出世して、圧倒的に稼ぐ!
- 社長とまではいかなくても、役員まではいってやる!
- 課長、部長くらいは最年少でなってやる!
- もし順調に出世できなくても、転職すればいいだけ…
- もしかして、ヘッドハンティングとかされるかもしれないし
正直、輝かしいであろう未来に胸を躍らせてました!
はい。あまりにアホすぎました。
現実は、全く違った
- 部長待ちの40代が大量にいて、順番待ちすること8年間
- その間、給料はほとんど上がらない
- 気づくと、出世意欲はなくなった
- 家と会社の往復になり外の世界には目を向けず
- ヘッドハンティングなんて夢のまた夢…
安易に大企業を選んでしまった後悔の念でいっぱい。
後悔の歴史にそっと幕を下ろす…
本題じゃないので、サクッと。。読み飛ばしOK!
- 時は、2003年に遡る…いつのまにか、大企業に新卒入社
- 正確には、大企業金融機関の子会社に就職
- 20代、6年間、SEとして勤務。親会社のシステムを構築
- キャリア中盤、20代後半~30代前半の約5年間。親会社の金融機関に出向
- なぜか、システム部ではなく、営業企画部門へ
- その後、システム子会社に戻り、課長クラスに
- いわゆる、中間管理職のつまらない仕事を8年(←ここが最大の後悔…)
- そして、39歳、入社17年目。退職!
39歳、とうとう40歳という節目の年齢。
定年退職まであと25年、下手するともっと。
人生このまま後悔して終わることに、ただならぬ恐怖を感じた…
そして、わたしは大企業を去りました。
あ、すみません。本題じゃないので、以上で。。詳しくはこちらを…
大企業と中小企業の比較【こんな人は中小企業も視野に】
就活をしていた時、わたしは、なんとなく大企業だけを志望。
いま思うと、中小企業、というかベンチャー企業も視野に入れるべきだった。
両者を、様々な軸で比較すべきだった。
しっかり自分の目と足を使って、判断すべきだった。
ということで、改めて、比較してみます!
いいところと悪いところを比較
優位な方を〇、そうじゃない方を×で、ざっくり比較!
大企業 | 中小企業 | |
---|---|---|
収入の安定 | 〇 | × |
成果主義 | × | 〇 |
福利厚生 | 〇 | × |
人事・教育制度 | 〇 | × |
ホワイト率 | 〇 | × |
仕事の規模大 | 〇 | × |
自分の裁量大 | × | 〇 |
出世しやすさ | × | 〇 |
会社全体が見れる | × | 〇 |
世間体 | 〇 | × |
勤務地の安定 | 〇 | × |
倒産のリスク | 〇 | × |
リストラのリスク | ? | ? |
面倒な人間関係 | ? | ? |
こんな人は、中小・ベンチャー企業も視野に入れるべき!
- 将来的に独立志向がある
- だから、若いうちから会社全体を見て仕事したい
- 会社全体の仕組み、経営を肌身を持って感じたい
- 社長の近くで多くのことを学びたい
- 会社の成長を体感し、会社のために成長したい
で、、最後の2つの「?」は、のちほど解説。
ちなみに、わたしは、大企業の子会社なので、規模的には、中小企業。
ただ、比較の上では、基本的に大企業と同じ。一部門みたいなものなので。
大企業関連会社は、これらを親会社と共有していることがほとんど。
- 人事・給与制度
- 本社機能
- オフィス・寮 など…
ちなみにわたしはオフィスもフロアも同じでした。
若い時に入っていた寮も同じでした…
給与・ボーナスは全く同じ水準ではないけど。
少し低いだけで、一般的には高水準で安定。
リストラと人間関係は未知数…!
この2つだけ「?」をつけてしまいました。
まずリストラ。
このご時世。大企業でも、特に小売り業の形態では、大規模閉店が続いてる。
大企業といえども、リストラの可能性は、今後、未知数。
業界や企業によって全く変わってくる。
次に、人間関係。
これだけは、運の要素が大きい。でも、一番重要!
だって、どんなに給料がよくても、仕事にやりがいがあっても。
直属の上司がスーパーパワハラ野郎だったら、地獄の日々…
でも、大企業と、中小・ベンチャー企業で、特徴は異なる。
<大企業の人間関係のリスク>
- 大企業は、多くの人と関わることになる
- 面倒な人間が必ずいる
- でも、直属の上司でない限り、接する機会は少ない
- 直属の上司と合わなくても、異動の機会はある
- 最悪、異動願いもあり
<中小企業の人間関係のリスク>
- 中小企業は、人数が少ない分、面倒な人間に遭遇する確率も低い
- でも、逆に、もし遭遇してしまうと毎日顔を合わせることに
- しかも、長年続く可能性が高い
人間関係や風通しのよさは、こんなことをして判断するしかない。
- 業界研究、企業研究
- 体験入社、インターンシップ
- OB訪問による情報収集
- 口コミサイトによる情報収集
それでも、入ってみないと分からないけど。
口コミサイトは、運営母体の信頼性が高い2サイトを紹介しておきます!
最後に:でも大企業を選ぶ人へ…転職活動はすべき!
でも、せっかくいけるなら大企業にいきたいな。。
だとしても、転職活動だけは、やっておいた方がいい!
転職サイトに登録するだけでもいい。
これだけで十分!
- 転職シーンを少しだけ覗いてみるだけでいい
- どんなオファーがあるか、あるいはないのか知るだけでもいい
- 転職候補の他社を少しだけ調べてみるだけでいい
大企業に長年いて、転職活動を全くしないと、本当に感覚がマヒする!
- あなたの市場価値が、自分では、全く分からなくなる
- 他業種、他社のことを何も意識しなくなる
- 外の世界の人と接する機会、刺激がなくなる
- もう人生このままでいいか、と思って活動的じゃなくなる
いざ、30代後半、40代で。
「もしかすると、わたしの会社マズいかも…」
と、焦って、転職活動を始めて…
悲惨な目に合わないようにして下さい!
その時に、大企業に就職・入社したことを、どんなに後悔しても…
時すでに遅し!
【公式転職サイトへのリンク】※全て登録無料
- リクナビNEXT(自ら情報収集したい人)
- DODA(自ら情報収集したい人)
- リクルートエージェント(エージェントサポート型)
- リクルートダイレクトスカウト(ヘッドハンティング型)
- ハイクラス求人 ビズリーチ(ヘッドハンティング型)
【関連記事】フリーランスエージェントおすすめランキングを解説しています。
【関連記事】転職も副業もしない人が抱えているリスクを解説しています。
では、最後になります。
大企業は、私が17年生きてきた場所です。
そこで成長したからこそ、今の自分があります。
ただ、私は、真実を知り、体を壊してしまい。
限界を感じたため、そこを去ることしました。
たった一度の人生なので、
大企業という村を出て、新たなことに挑みます!
ここまで、読んで頂いた方、本当にありがとうございました。
後悔することのない決断を、心から願っています。
【関連ガイド記事】大企業への就職情報の完全ガイド記事です。
【↑上記完全ガイドへの掲載記事一覧↓】
– END –