本日はこんな疑問に答えます。
わたしは、会社生活17年。入院、退職前の休暇含めると、10回は、会社に診断出せと言われました。
こんなケースで。。
- 入院による長期休暇:1週間から3週間
- 保存休暇を取得:2か月
そんなわたしが、経験、失敗談を踏まえて、正しい対処法をお伝えします!この記事を読めば、後悔・失敗なく対処することができます!
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会社に診断書出せと言われた場合のケース別対処法
そもそも、なぜ会社は診断書出せと言うのか
- 就業規則で定められているから
- 感染症にかかっている場合に他の社員を守るため
- ズル休みを防ぎたいから、休むと面倒なことになることをしらしめたいから
会社に「診断書出せ」と言われた。会社と言っても、それは上司である場合がほとんどでしょう。
でも、実際にこう言ってるのは、上司ではありません。大抵の場合は人事部。わたしも過去に会社に診断を提出しました。
部長に言われましたが、部長に催促しているのは人事部です。そして、人事部がなぜ、提出を求めるか、それは、就業規則で定められているから。
わたしがいた会社の人事部は、思考停止していました。
わたしが健康診断をすっぽかした時も、わたしと部長宛てに、メールで、就業規則のコピペを送りつけてきました。
大抵の会社の人事部は、社員の墓場。嘱託社員の再雇用の場と化している。規則だから、、それが言い分です。
ただ一応規則には、理由があります。2つ目に挙げた、、感染症にかかっている場合に他の社員を守るため、という理由もある。
いまだと、コロナウイルス、インフルエンザ、などですね。
感染した場合、しっかり医師の証明を受けて、さらに医師の許可を得てから出社せよ。。ということ。
そしてもう一つは、ズル休みを防ぎたいから。休むと、面倒くさいことになるよ。。という会社から社員へのメッセージ。
会社によっては、診断書作成費用を負担させますよ、、という抑止力の行使。
診断書の作成費用は、通常、2,000円から5,000円くらい。わたしは、10回以上書いてもらいましたが、全て5,000円台でした。
ちなみに、提出した診断書、人事部で何に使っているか。何にも使っていません!
保管しているだけ。自己負担の場合、それに5,000円の費用がかかってる。。
ケース①:数日の休暇で診断書出せと言われた場合
通常ある程度、大きな会社で、こんなことはありません。
例えば、風邪で、1日、2日休んだ。こんなことで、いちいち診断書出していたら。毎週、数十枚、100枚以上の診断書が人事部に届く。
数日休んだだけで、会社に診断書出せと言われた場合。完全にこれ。
「ズル休みを防ぎたいから、休むと面倒なことになると思わせたいから」
さらに、こんな会社は当然、診断書作成費用は、自己負担でしょう。正直、提出する必要はない。有給休暇を使うのは、社員の権利。
体調が戻ったら平然と出社して、「もう治りました」と言いましょう。
欠勤扱いにするぞ!と脅されたら、労働基準監督署に通報しましょう!
診断書の問題以前に、このような会社からは、抜け出す作戦を考えた方がいい。
ケース②:1週間以上の休暇で診断書出せと言われた場合
これは出しておいた方が無難。。わたしもこの経験は何度もあります。。わたしの場合は主に入院でしたが。
入院じゃないにしろ、提出しないと、毎日、会社への連絡が必要になる。治療に専念できない。医者でもない上司に、病状を報告することに。。
さっさとこれをやっちゃいましょう・・・
- 病院に行って、診断書をもらう
- 10日の療養を要すると、明記してもらう
- 会社にFAXなり郵送で提出
これで、10日間は、ゆっくり休める。5,000円の費用、しょうがないと思いましょう。
さらに、入院の場合は、保険会社に診断書を提出することが多い。その場合、そのコピーを会社に提出しましょう。
会社と揉めても、ダダをこねてもいいことはありません。
ケース③:保存休暇の取得で診断書出せと言われた場合
保存休暇は、会社の就業規則が定めるもの。取得条件に、診断書の提出が明記されている場合が多い。
保存休暇の取得は、長年、積み立ててきた有給休暇を使える絶好のチャンス!こんな機会は、めったにない。
自己負担だとしても、医師に診断書を書いてもらって提出。そして、堂々と取得する方が得。ほとんどの人が、保存休暇を使わずに、退職しますので。。
わたしも、退職前、医師に診断書を書いてもらい、保存休暇50日間を全て消化しました。病名は「適応障害」。
簡単なアンケートを記入、「会社に行きたくない」、、と言っただけ。。面倒でも、やってしまえば、長期間休めるので、やりましょう。
▼参考記事:わたしが保存休暇を取得した時の体験談です!
保存休暇(積立有給休暇)という会社員の特権~挑戦への執行猶予~
ケース④:休職で診断書出せと言われた場合
休職する場合も速やかに診断書を出した方が無難。
でも、休職する場合、基本、給料は出ない。じゃあ、診断書作成費用を損するだけじゃん?と考える方も多いはず。
でも、これらの手当を受ける場合、いずれにせよ医師の診断が必要になる。先に、診断書をもらっておけば、後に相談しやすくなる。。
- 傷病手当
- 労災保険
まずは、診断書をもらい、コピーを会社に提出。その後、これらの手当が受け取れとれるか、ゆっくり、調べましょう。
どちらも制度が複雑。。体調が悪い時に調べるのは厳しいでしょう。少し回復してから調べるか、家族や知人にも相談しましょう。
そして、もう一点は、休職であれば会社に在籍していることになる。無給になる人もいますが。それでも、無職になるよりはマシです。
- 体調が回復したら復職してもいい
- 体調が回復したら転職活動を始めてみてもいい
ただ、自宅で療養していることが条件で休職となっている。転職活動する場合は、のちのち会社と揉めないよう注意しましょう。
あえて、転職活動していること、していたことを言う必要はない!退職する場合、会社に転職先を言う必要もない!
会社に診断書出せと言われた場合の費用負担は?
費用は自己負担の会社が多い
診断書作費用は、自己負担か会社負担か。これは、会社によって異なる。これが結論です。
わたしは、メガバンク系の大手証券会社に勤務してました。それでも費用は自己負担。多くの会社、特に、中小は、自己負担。
費用は5,000円以上かかることもあります。1日分とまではいかないけど、数時間の労働でようやく手に入る金額。
まあ、これを医師は5分で作成するんですがね・・・(涙)
自己負担する場合はメリットと比較しよう
会社のために自分のお金を使うことになります。こんなメリットがない限り、費用負担する必要はない。
- 有給休暇が取得できる、休んで給料がもらえる
- どうせ、年度末に消滅するくらい有給休暇が余ってる
- 保存休暇(積立有休)が取得できる
- 上司からの連絡がこなくなり、回復に専念できる
- 保険会社に提出する必要があるのでついでに会社にも提出(実質、追加費用なし)
で、インフルエンザをするために、提出を求められた場合。会社に費用負担してもらえるように交渉しましょう。
業務命令であれば、原則、会社が費用負担すべき。
自分にとってのメリットは何もありません。仮に事実であっても、電話連絡で十分でしょう。
会社に診断書出せと言われた場合のNG3選
診断書が後付けでもらえない病名での仮病
当然ですが、明らかに後からバレる可能性がある嘘の報告はNG!
さすがに、骨折しました。と嘘をつく人はいないと思いますが。。精神的にも追い詰められてしまう場合もあるはず。
特に、こんな嘘をつくのはやめましょう。
- インフルエンザ
- ノロウイルス
- コロナウイルス
- ウイルス性腸炎
これらは、あとで万が一診断書を求められた場合。。どんなに医師に頼み込んでも、書いてもらえません。
嘘だったことがバレる。まあ自分で告白するケースが多いかもしれません。
最悪、懲戒処分を受ける。少なくとも、欠勤扱い、休んだ分は無給になる。
とは言え、人間なので、なんとなく勢いで会社を休んじゃう時もある。せめて、このくらいにしておきましょう。。
- 発熱
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気
元、わたしの部下、頭痛で、1か月休みました。頭痛で、診断書も提出してきました。。
診断書の提出をかたくなに拒否する
費用が自己負担の場合でも、5,000円くらい。有給休暇を使えるなら、元が取れる。早めに診断書を提出して、休んだ方がいい。
診断書を提出しないと、会社、上司や人事から、ガンガン連絡がきます。そっちの方が精神的にやられる。
わたしは、診断書の提出を拒否していました。お金の問題じゃなく、単純に、病院に行くのが面倒で・・・
毎日、電話の嵐。あげくの果てに、自宅を突撃されたこともありました。もちろん無視しましたが。。。
ようやく観念して、診療内科を受診。診断書を提出。
さすがに、医師の3週間療養のお墨付きは効果抜群!パタりと連絡は止みました。その、3週間後に、上司から、ショートメールで一行。
「また、診断書の提出お願いしますね」
次は、5週間で、書いてもらいました!
診断書に療養期間を書いてもらわない or 短い
診断書に期間が書かれないということはないと思いますが、、自分から短くしようとする人がいます。これはNG!
- 医師「とりあえず、療養期間は、1か月にしておきますね。」
- あなた「いや、、2週間にしておいて下さい」
これは、おすすめしない!また、2週間後に診断書をもらうことになるだけ。。そこでまた、通院&診断書作成費用がかかる。
2週間休んで出社できると判断したら、出社すればいいだけ。期間は医師の判断に従いましょう。逆に、短いと思った場合。こう言いましょう。
「もう少し長くしてもらえませんか?」
大抵応じてくれると思います。実際、わたしは、こんな相談を綿密されましたよ。
- 「期間はどれくらいで書きましょうかね?1か月?2か月?」
- 「病名はどうします?うつではないですね。。適応障害くらいにしておきましょうか・・・」
ここで、1か月にちょっとひるんでしまい。3週間でお願いしてしまった。。。結果的には2か月で書いてもらえばよかった。。
まとめ:会社に診断書出せと言われたら・・・
では、最後まとめとなります。
<会社に診断書出せと言われた場合のケース別対処法>
①出さないくていい。②③④速やかに出した方がいい。
- ケース①:数日の休暇で診断書出せと言われた場合
- ケース②:1週間以上の休暇で診断書出せと言われた場合
- ケース③:保存休暇の取得で診断書出せと言われた場合
- ケース④:休職で診断書出せと言われた場合
<会社に診断書出せと言われた場合の費用負担は?>
- 費用は自己負担の会社が多い
- 自己負担する場合はメリットと比較しよう
<会社に診断書出せと言われた場合のNG3選>
- 診断書が後付けでもらえない病名での仮病
- 診断書の提出をかたくなに拒否する
- 診断書に療養期間を書いてもらわない or 短い
結論、会社に診断書出せと言われたら・・・よっぽど理不尽じゃない場合以外、とりあえず出しておこう。。
仮病で休んでしまった場合、それで有給休暇がとれるならいいじゃん。。
医師の診断に文句を言える人は、会社にはいません。確実に会社、上司、人事部を黙らせることができます!
でも、1日休んだくらいで、いちいち診断書を求めてくる会社。。抜け出すことを検討すべきです。社員を信用してなさすぎ・・・
以上となります。ありがとうございました!
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