証券会社の仕事内容と4大業務を徹底解説【就活生へ!元社員より】

証券会社の業務とは?~大手証券の4大業務を基本のキから解説~ 業界研究/就職対策したい!
就活生
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証券会社への就職に興味があります

だって、大きなお金を動かす仕事ができそう

でも実は…証券会社の仕事内容と業務内容が、分かってません

知識ゼロのぼくに、分かりやすく教えて下さい!

こんにちは!たけしです。

では、元証券会社社員であるわたしが…

基本的なことから、徹底的にかみ砕いて解説します。

この記事を最後まで読めば…これらが得られます。

  • 証券会社の仕事内容と業務内容が理解できる!
  • あなたがやってみたい仕事がみつかる!
  • 就職活動での志望動機に「説得力」と「熱意」がこもる!
  • 他の就活生と圧倒的に差がつく!

【関連記事】証券会社への就職対策について、完全ガイドをご用意しています。

よろしければ、合わせてお読み下さい。

証券会社の仕事内容は「証券」を売ること

就活生
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証券ってなに?株?

はい。もちろん株式も含まれる。

でも、それだけじゃない。

他にも、債券、投信信託などがある。

証券会社の仕事内容は、一言でいうと「証券」を売ること

「証券」は、正確には、「有価証券」と言う。

「有価証券」を、正確に、説明すると。

  • 「財産的価値」の権利を証明するもの
  • その権利を「発生」「移転」「行使」するもの
就活生
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イミフ!!!

だよね!

では、このキーワードを順番に説明していく。

  • 証券の「財産的価値」
  • 証券の権利の「発生」「移転」「行使」

※以下、「有価証券」ではなく「証券」で統一します。

証券会社の仕事は、証券の「財産的価値」を動かすこと

証券に「財産的価値」があるから、必要なところにお金が流れている

株式を例にすると…証券の「財産的価値」はこの3つ。

  • 「株価」=株式そのものの価値
  • 「配当金」=株式を持つことで得られる収益
  • 「議決権」=株式を持つことで得られる経営参画権

この権利を証明するのが「証券」

あなたも株を持てばこの権利が得られる。

「株価」は、イメージできると思う。

「配当金」と「議決権」を簡単に解説すると…

「配当金」とは

  • 株式会社が、もうけたお金をもらえる
  • もうけたお金のうち、いくらかを…
  • 年に数回…普通は、1回か2回

「議決権」とは

  • 経営に口出しできる
  • 株式会社の最高意思決定機関は、「株主総会」
  • 「株主総会」で、決議事項に投票できる

このような「財産的価値」を持つ「証券」を売るのが証券会社の仕事。

株式で例えたけど、他にも様々な種類が存在する。

ただ、全てで共通するが、この関係。

  • 証券を発行することで、「国や企業」は「お金」を得る
  • 証券を購入することで、「投資家」は、「財産的価値」を得る

この関係をできるだけ多く作るのが証券会社の仕事。

証券会社の仕事内容は、

証券を売ること

これを言い換えると…

お金の流れを多く作って、日本経済を活性化する仕事!

証券会社の仕事は、証券の3つの権利を保障すること

そのために各種情報提供・手続きを行うのが証券会社の仕事

次に証券の3つの権利、「発生」「移転」「行使」を説明します。

さきほど説明した「財産的価値」と絡むので、おさらい。

株式の「財産的価値」は、この3つでした。

  • 「株価」
  • 「配当金」
  • 「議決権」

株式を持つと、それらが…

  • 「発生」して
  • 「移転」できて
  • 「行使」できる
  • 株式を買う=保有することで「財産的価値」が発生
  • 株式を売る=誰かに渡すことで「財産的価値」を失う、売った相手に権利が移転
  • 株式を持つ=株主として「議決権」を行使

この権利を投資家に保障するのが証券会社の仕事。

そのために、情報提供や手続きを行うことが、具体的な仕事内容になる。

例えば、こんな仕事内容がある…

  • 株価や損益状況などの各種情報提供
  • 売却注文の受注、その後の手続き
  • 配当金のお知らせや支払い
就活生
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なんとな~く分かりました。。

はい、、なんとな~くでOK!

証券会社の仕事内容は「4大業務」に分類される

復習になるけど。

証券会社の仕事は「証券」を売ること
=「証券」の「財産的価値」と「3つの権利」を動かすこと
=必要な人に多く動かして経済を回すこと

それを実現するために、この4つの業務を行っている。

<証券会社の4大業務>

  1. お客さまの販売を取り次ぐ
  2. 自分自身で売買する
  3. 新しく発行したものを引き受ける
  4. 新しく発行したものを売る
就活生
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1と2はなんとなく分かるんだよな…

3、4がよく分からない。。

新しく発行ってどういうこと?

では、次の章で1つずつ業務内容を解説します。

ちなみに、この4つの業務を全てできる証券会社が「総合証券会社」。

そのうち大手5社が、5大総合証券と呼ばれている。

●野村證券
●大和証券
●みずほ証券
●SMBC日興証券
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券

次に説明する業務が全てできる。

【関連記事】大手証券会社の特徴や仕事内容について、詳しく知りたい方は…

こちらの記事を合わせてお読み下さい!

証券会社の「4大業務」の仕事内容を解説

4大業務その1:【ブローカー】売買注文の取次ぎ

<ブローカー業務の証券会社の仕事>

  • お客さまからの注文を市場に取り次ぐ
  • 注文が成立した際に売買を代行する

株式を例に挙げる。

登場人物はこの3者。

  • 「お客さま」=「投資家」
  • 「証券会社」=「ブローカー(取次ぎ者)」
  • 「市場」=「東京証券取引所」

全体像はこう。

売買注文の取次ぎ業務:ブローカー業務
  • 注1:通常は、別の証券会社で発注した投資家同士の注文が、マッチングすることが多い
  • 注2:後日、株の場合は2日後に代金の受け渡しと、株式の引き渡しが行われる

それぞれの役割と仕事。

<お客さまの役割>
注文:銘柄、売/買、株数、希望の値段を証券会社に伝える

<証券会社の役割と仕事>
取次:そのまま取引所に発注
通知:売買成立の結果をお客さまに通知
精算:お客さまからお金をもらい、株を渡す

<取引所の役割と仕事>
マッチング:条件が合うの売買を突き合わせて成立させる

証券会社がどうやって利益を出しているか。

売買の取次手数料を投資家から得ている。

売買代金の数パーセント。

といっても最近では1パーセント未満。

条件によっては無手数料になる場合も。

これまでは株式で説明してきた。

債券と投資信託の時に、何が変わるかだけ簡単に。

お客さまと証券会社の関係は同じ。

「市場」が「取引所」じゃなくなる。

売買注文の取次ぎ業務:ブローカー業務

<債券の場合>

  • 証券会社自体が市場になる(上の図の取引所がない)
  • 証券会社が持っている債券を投資家に売る
  • 価格などは証券会社が決める

<投資信託の場合>

  • 投信運用会社が市場になる(上の図の取引所が投信運用会社になる)
  • 証券会社が取次ぎ・精算を代行
  • 価格などは投信運用会社が決める

4大業務その2:【ディーリング】自己売買

<ディーリング業務の証券会社の仕事>

証券会社が自分のお金で自分で取引する

これは分かり易いはず。

就活生
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うん

ニュースとかで見る

たくさんの画面みてる人達だよね

そう。

で、主に売買しているのがこれら。

  • 株式
  • 債券
  • 為替(外貨)

個人でも買える「投資信託」は、これらの組み合わせ。

個人が少額で取引するための商品。

証券会社が自己売買することはない。

個人投資家と違うのが取引の仕方…

専門的で複雑な取引手法を用いる。

  • アルゴリズム取引
  • 高速取引
  • 先物取引
就活生
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なんか難しそう。。

そのイメージだけでいい。

理系の大学院卒が大勢いて、こんなものを駆使して行う取引。

  • 超高性能コンピューター
  • 高速専用回線
  • プログラミング
  • 複雑な計算式

基本的には、安く売って高く売ることで利益を得る。

4大業務その3:【アンダーライティング】新たな証券の引受け・販売

<アンダーライティング業務の証券会社の仕事>

  • 新たな株式や債券を発行する会社や国から買い取る
  • 買い取った株や債券を投資家に販売する
就活生
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アンダーライティング?

下書き?

ぴんとこない…

ですよね。。

だからこの章が一番、やっかい。

少し難しいし、長くなっちゃう…ざっと目を通すだけでOK!

では、債券を例に挙げて解説。

「個人向け国債」は、国が定期的に発行してる。

国債を買っている人。実は、国から買ってるわけじゃない。

証券会社から買ってる

国は個人に直接売っているわけじゃない。

証券会社に売ってる

このような全体の流れ。

新たな証券の引受け業務:アンダーライティング業務

上の部分が「競争入札」。

鮮魚市場で例えると…

  • 「国」:卸売り業者
  • 「証券会社」:スーパーとか魚屋さん

当然、「市場」における「競争」原理が働く…

高い値段で多く買える人が、大量に仕入れることができる!

上の例だと、証券会社A(3,000億円購入)がB(2,000億円購入)に勝ったことになる。

ただし!

仕入れたものが全部売れるとは限らない

次に、下の部分の「募集販売」…

新たな証券の引受け業務:アンダーライティング業務
  • B社は完売
  • A社は100億円分売れ残り

この場合、仕入れすぎた商品を市場が引き取ってくれるわけはない。

自分達の在庫として持ち続ける必要がある。

鮮魚のように腐ることはない。でも…

有価証券は価値が変動する

債券価格が、下れば評価損を計上しなければならない。

国債に関してはほぼないけど、株式や社債は、無価値になることも

上の事例は、国債だったたけど、社債も同じ。

国が会社に変わるだけ。

株式の場合も、基本的には同じ。

会社が、これらをしたい時、同じことが行われる。

  • 新規に上場するとき(IPOという)
  • 発行株式を増やす時(POという)

通常、株式の取引は、「東京証券取引所」で行われる。

でも、この時だけは例外。

証券会社が、お客さまに直接、あらかじめ決められた価格で販売。

4大業務その4:【セリング】新たな証券の販売代行

4つ目は、アンダーライティング業務との違いだけ。

<セリング業務の証券会社の仕事>

  • アンダーライティング業務は、証券会社が証券を買い取る
  • セリング業務は、買い取らない
  • 証券会社は、売れ残って損をすることがない

アンダーライティング業務では、証券会社をこう例えた。

鮮魚市場で、卸売り業者から、仕入れをする「スーパー」。

セリング業務は、無理やり例えると、「書店」。。

売れ残りは、出版社が引きとってくれる。

ちょっと例えがいまいちか…

実際には、本のように商品が存在するわけじゃない。。

購入予約券みたいなもの。

売れ残った場合、発行会社が、証券を発行できずに終わる。

資金調達できずに終了となる。

最後に:証券会社の仕事内容と業務内容に興味を持てたら…

はい。ということで、本日は以上となります。

聞き慣れないことが多かったと思います。

ポイントだけおさらいです。

<証券の財産的価値と権利>

  • 証券会社が販売している「証券」には「財産的価値」がある
  • 「財産的価値」があるから、必要なところにお金が流れている
  • 証券の権利である「発生」「移転」「行使」を保障するのが証券会社の業務

<証券会社の「4大業務」の仕事内容>

  • ブローカー業務:お客さまからの注文を市場に取り次ぐ
  • ディーリング業務:自分のお金で自分で取引
  • ライティング業務:新たに発行される証券を引き受けて販売
  • セリング業務:新たに発行される証券の販売代行

証券会社の仕事内容と業務内容について、興味を持てた方!

是非、就職活動をしてみて下さい。

その時、お役に立てそうな記事を多数ラインナップしております。

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