証券会社と銀行の違い~仕事・業務・給料・出世~【就活・転職向け】

証券会社と銀行の違い~仕事・業務・給料・出世~【就活・転職向け】 証券会社
こんな人に こんなことを!

・証券会社、銀行に興味がある就活生へ!
・仕事と給料と出世の違いを説明します!

就活生
就活生

金融業界に興味があります。証券会社か銀行か迷ってる…どんな違いがあるか教えて下さい。

こんにちは!たけしです。

大手証券会社の営業企画部門に5年間出向。その時の経験で、証券会社全体の業務を知ることが。。

メガバンク系列の証券会社でしたので。本部長クラスを含めて、銀行からの出向組が多数。

必ず銀行のビジネスと比較させられてました。

証券会社と銀行の違いを知りたい人のために!

そこで得た知識を、明かしていきます。

証券会社と銀行の民族性の違い

証券会社と銀行の民族性の違い

・証券会社は、狩猟民族
・銀行は、農耕民族

これはよく言われること。

要するに、証券会社は、毎日毎日、獲物を狩りに出かける。日々を、食いしのいでいく。
獲物が得られければ食っていけない
ずっととれなければ餓死する。

一方、銀行は、田植え、種まきをして、作物を育てる。育った作物を収穫して、食っていく。とんでもない自然災害でもない限り安泰
家畜も育てている。

証券会社は狩猟民族

証券会社は狩猟民族

証券会社が、日々狩っているものは何か。

証券、つまり、株式、債券、投信の売買手数料

1億円株式を購入してもらいその1%、100万円が利益になる。売却でも同じ。

でも、売買してもらえないと全く利益が上がらない

100億円の株式を預けているお客さまでも。
全く取引をしてもらえなければ、利益はゼロ

だから、営業員は、必死になって、売買を勧める。毎月、毎日の収益目標が設定される。死語になりつつあるけど、いわゆるノルマ

証券会社の新人営業員は、まず飛び込み営業から。
大手であってもそう。ターゲットリストとして、近隣の中小企業、病院などの一覧が渡される。その社長、院長に、片っ端から電話&飛び込み営業

あと、証券会社と銀行との決定的な違いがもう1つ。

お客さま資産に絶対に手出しできない
さっきの例で、100億円株式を預かっているからといって。勝手に、売買することは絶対できない。
あとで絶対に返すから、でも駄目!

で、これが許されるのが銀行

銀行は農耕民族

銀行は農耕民族

銀行が、長い期間をかけて育てているのは何か。

代表的なのが、ローン
お金を貸すこと。

個人向けの代表が住宅ローン
会社向けのローン。融資ともいう、

例えば、銀行がわたしに3,000万円貸してくれる
その3,000万円で、わたしは家を買う。
わたしは、10年間、毎年305万円ずつ銀行に返す。
実際には、もっと長いし、毎月なんだけど…

結果、わたしは銀行に、総額3,050万円を返す
銀行は、50万円の利益を得る

銀行が利益を得られない時はどんな時か。

貸してる相手が、返せなくなった場合
いわゆる、債務不履行。

個人であれば自己破産
会社であれば倒産

証券営業は、「いまお金がある人」なら誰でもいい。もちろん、犯罪者や暴力団以外…

銀行営業は、「将来、確実に返せること」にこだわりまくる。その見極めと審査能力が銀行営業員に求められるスキル!

個人であれば、勤務先、年収を審査
法人であれば、事業内容、経営状況、財務諸表を審査

もう1つ実は知られていないことが。
銀行が多額のお金を貸している相手。

それは国。そう国債を買いまくっている。

銀行は、個人、会社、国の全てに種をまいて、育てて収穫している。

その種が、私たちの銀行預金。証券と違って銀行は、預かっているお金を使ってビジネスができる。

証券会社も農耕民族になろうとしている

証券会社に訪れている変化

証券会社に訪れている変化

最近の時代の流れで大きな変化が2つ。

1つ目が、手数料の自由化とインターネット証券の台頭

これによって、個人の小口顧客はネットで取引するように。助言なんて要らないので、一番手数料が低い会社を選ぶ。SBI、マネックス。

なので、小魚は全部ネット証券にもっていかれてる。
そこで、大手証券が血眼になって狙ってるのがマンモス超富裕層、資産10億円超が目安。

2つ目が、金融庁からの短期乗り換え営業禁止の勧告

以前は、売買手数料だけに頼っていた。とにかくお客さまに売買を繰り返してもらうよう誘導。

特に、「投資信託」という、商品でそれを。株と債券が混ざっている少し分かりにくい商品。特に高齢者狙い

「この商品を売って、この商品を買った方が得ですよ」

これで、売却手数料、買付手数料をダブルで手に入れる。うまみを知ったセールスが短期間で繰り返した。

損する人が増えて、消費者庁などにもクレームが…そこで、金融庁が証券会社にルール定めた。

・短期間で乗り換えを勧めることは原則禁止
・お客さまが望む場合でも、必ず資料で説明して了承が必要

売買手数料ビジネスから脱却を図る

売買手数料ビジネスから脱却を図る

そもそも、お客さまは証券会社に手数料を払えば払うだけ損

その手数料の対価として、有益な助言が得られない限り。有益な助言とは、金融のプロだからこそ持つ知識に基づくもの。

「安定的に資産を増やす手法・商品」
「税制・節税」、「相続」など

証券会社も売買手数料ビジネスに限界を迎えた。

本当にお互いに益があるのは、売買を繰り返すことじゃないから。

さらに、売買で利益を出し続けるには、株価が上がり続ける必要がある。買った時より売った時の値段が上がってないといけないから。今後、永続的にそんなことが続くことはあり得ない

なので、長期保有によって確実な利益を上げてもらう戦略に変えている。

長期保有されると、売買による利益は得られなくなる。なので、利益を売買ではなく、「預り資産の総額」に応じて得ようしている。

手数料ではなく助言料という形で。
もちろん、いままでのように数パーセント、ではない。0.1%とかだ。これを年間でもらう。

でも、総資産100億円なら、1,000万円確実にもうかる。お客さまの資産を共に育てる、農耕民族にシフトしようとしている。

各社、まさに始めようとしているところ。
定着までは数年を要する。

証券会社と銀行の給料の違い

証券会社と銀行の給料の違い

まず、当たり前だけど、これが事実。

・単純な平均年収は、銀行が上。
・安定感は、もちろん銀行。圧倒的!

銀行は、市況、景気、に大きく左右されない。
市況とは、株価、債券の利回り、日銀の政策金利など…銀行の経営自体にはもちろん影響大。

だって、利益の大部分を国債の運用から得てるから。国債の利回りが下がれば利益は下がる。

マイナス金利が導入されてからは、日銀にお金預けると、お金が減る。

でもそれでも、、メガバンクの給料はもちろん、ボーナスは超安定してる。

だって、それらきっちり払っても利益数千億なんだから。

証券会社は違う。まだ市況に左右されまくってる。。
特に、株式市場。株価というより、東証の売買代金に。

要するに、まだ売買代金の一定割合が手数料として利益になってるから。

ボーナスが出ないこともある。

上にいくほど年収に占めるボーナス比率が上がる。
ボーナスが全く出ないと、年収400万とか普通に下がる

逆に、景気がいい時の爆発力は証券会社
最高潮が、数年前のアベノミクス、黒田バズーカの時

年間ボーナスが、月給の12カ月分。
要するに、ボーナスゼロの時の倍になる。

でも、10年スパンでみると、総収入は絶対銀行優位

あと、営業でトップ成績を残す人だと証券優位。収入の伸びも出世も、銀行より早い。

証券会社は、早いと30歳で課長、1,500万円。
35歳で、部長、支店長、2,000万円も。

銀行でこれはないけど。。
逆にそんなモーレツな苦労をする必要もない

証券会社と銀行で出世する人の違い

証券会社と銀行で出世する人の違い

・証券会社は、トップセールスが出世
・銀行は、幹部候補生で争いに勝った人が出世

まず、証券会社は、入社時点では、一応、平等にチャンスがある。

中堅どころの私立大学から、副社長になる人も。

でも、メガバンク系列の証券会社で社長にはなれない。銀行から送り込まれてくるから

でも大丈夫、、そんなの目指す人いないから
副社長になるなんて大臣になるよる難しい

基本的には、入社3年目までに、同期で、上位1割に入らないと厳しい。

上位層から、課長になり、支店長、部長になっていく。

証券会社は、入社段階で、営業職以外だと、最速出世は難しい。本社の仕事は、数字で、差をつけられないから。

で、証券会社も銀行も、出世の登竜門は同じ
役員クラスまでいく人は必ず通る道。

支店長、支社長、営業部長

証券会社では、最速30代中盤。銀行は40代前半。

証券会社は、とにかく営業成果を出せば、必ずなれる。ハラスメントとか問題おこさない限り…

でも、銀行は違う。入社時から、幹部候補が絞られている。まず、東大、京大、一橋。あとは早稲田、慶応くらいまで。

逆に、そこに含まれていないと、支店長になれない

証券会社と違って、若いうちに、大きく数字で差を付けられないから

で、証券会社も銀行も支店長から先の争いは同じ。

自分の支店が、他の支店の成績を上回ること

証券会社であれば収益
銀行であれば、新規融資の数、金額
きちんと返済された金額、利益の安定性

その後、役員クラスになる人は必ず本社に異動

営業本部長とか、コンプライアンス部長とか。
そのあたりからは、上の期待に応えていくしかない。。

証券会社と銀行の天下り文化は同じ

証券会社と銀行の天下り文化は同じ

キャリア終盤では、どちらも天下りが待っている
早い人は、40代後半、普通は50代から。

関連子会社で、部長や役員、監査役、場合によっては社長になる。

証券会社は銀行の子会社なので、社長はじめ、部長クラスは、元銀行員が多い。

証券会社にも銀行にも、このような子会社、孫会社が大量にある。

・事務代行会社
・システム開発会社
・インターネット取引会社

取引先に行く人も多い。

もちろん、年収は下がる。

でも、大した仕事もせず偉そうにしてるだけで、1,000万円以上

で、定年の60歳までいくつか渡り歩いてキャリアを終える。。

はい。以上となります。
金融業界に興味がある人に、少しでも参考になったら嬉しいです。

– END –

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