社内SEになって後悔した5つの理由!【人気がある理由も分かった】

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メリットデメリット SE
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こんな人に、こんなことを!
  • 社内SEへの就職・転職を目指す方へ!
  • 安易に社内SEを選んで後悔しないために…
  • 元社内SEのわたしが後悔体験談5つを説明します。
  • でも、やっぱり人気があるだけあってメリットもある!

社内SEのメリット、デメリットを説明します。

主に、就活生や転職希望者向けです。

わたしは、元大手金融機関系の社内SEでした。この両方を経験しました。

  • 金融機関本体のシステム部
  • システム開発子会社

当時の経験が、話しの元ネタになります。

本記事を読んで頂き、社内SEのいい点、悪い点、どちらも正しく理解して下さい。

安易に選択して後悔することがないよう、就職・転職への判断にお役立て下さい。

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社内SEになって後悔した体験談5選【デメリット】

不安を煽るわけじゃないですが、わたしの後悔談(デメリット)から…

大企業デメリット

社内SEは、社内独自ノウハウに膨大な時間を割く【もはやSEじゃない】

社内独自のルールが山のようにあります。

マネジメントスキルを若いうちから伸ばせる、、
と言いましたが。
80%以上が社内独自スキルです。

いざ開発を進める時には、常にこんなものが付きまとう。

  • 「手続き」
  • 「書類」
  • 「会議」
  • 「承認・押印」

それぞれこんな種類に分かれている・・・

・情報セキュリティ関連
・予算の執行・発注関連
・投資対効果の証明

これに各々、専門審査メンバーがいて、審査を通していく。

まあ、役所のスキルと同じですよね。本当に。

なので、外では通用しません。

で、SEのEはエンジニアですが。

もう、30代超えたくらいから…

「これってSEじゃないよな…」

と気づきます(笑)

まあ、かっこよく言うとマネジメント業務、
ですが、管理・手続き業務ですね。

よっぽど意識が高くないと…

この機会は失います

  • 技術そのものに触れる機会
  • 自分で手を動かす機会
  • 新しい技術について調べる機会

最終的には…

その会社から抜け出せなくなります

社内SEは、レガシースキルしか身に付かない

エンジニアとして触れられる技術スキルは…

古くて伝統的なものが中心

になってしまいます。

言語でいうとわたしが開発に使ってきたものは。

  • Java
  • C
  • COBOL(今でも普通にあります)

フロントサイドか、バックエンドかというと。
まあこれは、誤解を恐れず簡単に言うと。

  • フロントエンド:画面デザイン、UI/UXの分野
  • バックエンド:業務ロジック構築の分野

これはどちらかというと…

バックよりに偏りがち

まあ、ユーザの業務を深く知る立場ですからね。

あと、個別に独自インフラを構築することが多く、
クラウドサービスの利用はまさに始まったところ。

わたしでも、セールスフォース、AWS、
にシステム作る案件はやりましたよ。

あとは、WEBサービス系か、社内系かでいうと。

社内に閉じたシステムが大部分

  • UI/UXにこだわる必要がない
  • WEBデザイン系のスキルは身に付かない

ので、独立とかネット系企業へ転職、なんて考えても…

スキル面は全然通用せず

自分で勉強する必要があります。

社内SEは、副業は禁止!【特に大企業】

副業の時代と言われていますが。

大企業ではまだまだ解禁されていません

みずほ銀行で解禁、というニュースが出ていましたが。

よくよく確認してみると…

「関連会社への出向」
「社内の審査・承認」

なんじゃそりゃって感じです。

副業が禁止されていると…

将来に備えて、スキルを磨きつつ、収入も得る
ということができません

次に備えてスキルを磨く場合、これしかない。

  • 地道にコツコツと勉強
  • 無償でお手伝いをしてみる

とは言え、いくらホワイトと言っても、
それなりに忙しいのが現実です。

副業してもいいと言われたところで…

継続できる人は少ないはず

【関連記事】なぜ会社が副業を禁止するのか…

真実を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ!

社内SEは、企画力・営業力が身に付かない

社内SEは、企画力が身につかない

全くつかないわけではないが、機会が限られる。

プロジェクトは、社内のユーザ部署やユーザ企業
からの発案で始まります。

システム部門やシステム子会社が…

新規で企画する機会はあまりない

あるとするとシステム老朽化が中心なので…

  • 企画力が問われない
  • 正直、面白くない

あと、新しいビジネスの企画に携わる機会。

例えば、MUFGでやっている仮想通貨ビジネスとか。

ああいうものは経営企画部門が立ち上げるので、
システム部門として、企画に関わらない。

ですので、伸び盛りのネット企業のように、
日々企画を考えて、それで勝負!

みたいな世界とは全然違います。

そういう会社に転職するのも、難しいでしょう。

社内SEは、営業力が身につかない

そもそも、ユーザー系なので営業不要です。

管理職クラスは、それに近いこともやりますが。

いわゆる営業職のイメージでするような…

  • プレゼン
  • コンペ
  • 接待営業

はしません。ですので…

外に通じる営業力は身に付きません

逆に営業を受ける機会はあります。

ただし、なじみの取引先が多いので、
真の営業に触れる機会はないです。

ただ、メーカー系や独立系では営業職があります。

営業経験も積んでみたい人は、異動希望を出せば、
かなうかもしれません。

社内SEは、出世に限界がある【社長・役員は絶対無理!】

最後はこれを諦める必要があります。

特に、ユーザ系子会社の社長や役員は、

親会社から送り込まれてきます

まあ、その親会社の金融機関のシステム管掌役員、
これにも基本的になれません。

東大入るより狭き門に挑戦するようなもの。

少なくとも、キャリアスタートが、
システム部門では、不可能です。

ですので、自分が出世して、

「いつか会社のルールを変えてやる」
というのは残念ながら不可能

きれいさっぱり諦める必要があります。

なお、最速で、40代中盤くらいで部長くらいなら、なんとかなるかもしれません。

【関連記事】大企業子会社の出世事情など、詳しく知りたい方!

こちらの記事をどうぞ!

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社内SEが人気の理由5選【メリット】

大企業メリット

社内SEは、安定収入と充実手当【初任給の低さに騙されるな】

まずこれが一番ですね。

初任給は、大手金融機関では低い場合もありますが…

これらを加えると、総収入は、全然変わってきます。

  • 寮や社宅
  • 家賃補助
  • 家族手当

例えば、私は初任給約20万円でした。
ただ、月3万円で寮に入っていました。

これら全部込み込みです。

  • 家賃
  • 食事代(朝、夜)
  • 光熱費
  • 新聞購読料
  • クリーニング代

給与から天引きされるので、振り込まれた分
全部使っても生きていける(笑)
しかも会社から一番近い寮に入れる。

お金に換えると…

10万円超えてます

なので給与額だけみてはいけません。

あと、20代は寮などに頼るとしても…

30代になれば、一般的に給与水準は高い

30代、600万円。40代、800万円くらいが、平均。

ただ、最近は、昔に比べると厳しいのも実態。

20代後半になってくると一年たっても数千円しか上がらないという不満も。

でも、上がるだけまし。

40代まではとにかく上がり続けます

まだいまのところは・・・

社内SEは、超ホワイトな労働環境

まず、当たり前なんですが、

法律が完全に守られています

昔はサービス残業とかあったんですが。

度々、労働基準監督署の立ち入り検査があるので、
全く、不正はできなくなりました。

こんなことは一切ないです。

  • 残業代の未払い
  • サービス残業、残業時間ごまかし

休暇の取得が義務化されています

これらを絶対に守らないといけない!

  • 5日間の連続休暇を年2回
  • これ以外に年間10日間の有休取得

さらに、健康診断はもちろんですが、
産業医というお抱えの医者が社内にいます。

体調が悪いとすぐに診察が受けれる

という具合に、環境面での心配はないです。

社内SEは、社内キャリアパスが多い【合わなければ変えれる】

ここまではまあ、SEに関係ない
一般的な大企業の話しですよね。

ここからは社内SEの話し。

キャリアパス、選択肢が多いです。

全部を経験することなんてできません

ですので、社内で飽きることなく、
色々なキャリアを積んで成長できます。

簡単に3つの切り口で紹介します。

  • 職種
  • キャリアパス
  • 業務分野

選択肢の例を挙げると…

<職種の選択肢>

  • アプリケーションエンジニア
  • 基盤エンジニア
  • 企画職
  • 事務職(手続き部門)

<キャリアパス>

  1. プログラマー
  2. 設計者、アーキテクチャー
  3. チームリーダー
  4. プロジェクトマネージャー
  5. ポスト管理職(課長・部長)

<業務分野>

  • 製造業務
  • 流通業務
  • 販売業務
  • マーケティング業務 など…

という感じですので・・・

全部極めるとかあり得ません

合わない場合は異動希望で変えることもできます。

そんなに難しくないです。意外と通ります。

さらに、どうしてもエンジニアが合わなければ、
本社の人事部や総務部に異動することもできます。

社内SEは、若くしてパートナー会社の上に立てる【マネージャー志向】

大企業や金融系の社内SEは、こんな特徴が…

  • マネージャー志向が強い
  • 技術志向は低い

そりゃそうですよね。

技術志向が強ければ、こんな会社を選びますよね。

  • ネット系企業
  • ソフトウェア会社

で、一次請けの会社は、必ず、下請けの会社がいます。

「パートナー会社」と呼ばれます。

大企業SEは、大した経験もない、3年目、

早いと2年目くらいから、マネジメント経験が積めます

パートナー会社のメンバーを、
リード・マネジメントする立場につけます。

社員じゃないとできないことがあるからです。

  • 社内報告
  • 予算管理
  • 発注
  • 社内承認 など…

なので、マネージャー志向が強く、

若くして、マネジメントスキルを身に付けたい人

に向いています。

でもめんどくさいですけどね。。

こんなことをするスキルです。

  • 進捗管理
  • 課題解消、ユーザー、関連部署調整
  • 定例進捗会の開催、メンバーへの指示
  • 予算管理、品質管理 …

やりたければどうぞ・・・!

社内SEは、同業種であれば意外と転職成功者が多い

転職する人も結構いますし、
そんなに苦しんでいる訳ではないようです。

ここは完全に主観というか、個人で見てきた範囲
での話になります。

成功した人と、失敗した人の傾向をお伝えします。

社内SEで転職に成功した人の事例

同じ業界への転職

さらに言うと…

よりユーザに近い立場、企画職

具体的には、こんな転職。

金融機関系列のシステム子会社のSE

他の金融機関本体のシステム企画部

金融業務の知識が活かせる転職ですね。

このケースは多いです。

後悔の声は聞こえてきません。

でも、全然違う業態、職種に転職する人ももちろんいます。

公認会計士、公務員など。

普通に楽しくやっているようです。

社内SEで転職に失敗した人の事例

代表例が、外資系コンサル

結局、経営コンサルじゃなくて…

開発業務を、超絶ブラックな環境でやらされる

わたしの友人一人は、うつ病になりかけてました。

わたしの友人一人は、クビになりました。

次が、他の金融機関の営業職

やっぱり金融機関といえば、営業が支えてる…

それに憧れて転職する人がいましたが、1年もたずです。

そんなに甘くないですね。

では、以上となります。

大変長くなってしまいました。

すみません。。

みなさんのキャリア選択の参考になれば幸いです。

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【関連記事】社内SE転職ナビの評判と口コミを解説しています。

>顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】

【関連ガイド記事】社内SEの就職対策ガイド記事です。

【↑本ガイド記事の概要と掲載記事一覧↓】

<社内SEの仕事内容>

  • 3つの仕事内容【開発・企画・運用】
  • 3つの仕事内容をさらに深堀り
  • どの仕事をするかは会社によって違う
社内SEの3つの仕事内容をさらに深堀り(開発・企画・運用管理)

<社内SEは業界内の最上位ポジション>

IT業界の多重下請け構造【全体像を図解】

【解説記事】IT業界の全体構造と、揺るがない理由を解説しています。

【解説記事】IT業界の各業態の仕事内容を解説しています。

<社内SEの役割:ユーザーとPGとの分担>

【解説記事】各工程の詳しい仕事内容と誰が何をやるかを解説しています。

<社内SEのメリット・デメリット>

【解説記事】本記事で解説済

<社内SEに向いていない人:やめとけ!>

  • 開発手法はウォーターフォールのみ
  • 審査に追われて無駄な資料を大量に
  • 開発言語はレガシー系のみ~CとJava~
  • 企画から開発完了まで最低2年
  • 営業・ビジネス・経営感覚はつかない

【解説記事】大企業の社内SEの実態を解説しています。

<社内SEに必要なスキルとキャリアプラン>

  • 上流工程、要件定義のスキルが必要
  • マネジメントスキルが必要
  • わたしが実際に歩んだキャリア
  • 管理職になるとこうなっちゃう…

【解説記事】上流工程・要件定義で、決めること、作るドキュメント、必要なスキルを解説しています。

【解説記事】PMに必要なスキルと考え方を解説しています。

【解説記事】わたしがPMになるまでに実際に歩んだキャリアを解説しています。

【解説記事】社内SEの管理職になったわたしの体験談を解説しています。

<社内SEになるための就職対策!>

  • 社内SEに限らず絶対に必要なこと
  • 社内SEへの就活に勝てる志望動機

【解説記事】落とされないための自己PRの具体事例を解説しています。

【解説記事】社内SEの効果的な志望動機の作り方と具体例を解説しています。

<新卒就活生向けおすすめサイト>

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【関連記事】レバテックルーキーの評判と口コミを解説しています。

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<転職者向けおすすめサイト>

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【関連記事】社内SE転職ナビの評判と口コミを解説しています。

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【関連記事】マイナビIT AGENTの評判と口コミを解説しています。

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【関連記事】レバテックキャリアの評判と口コミを解説しています。

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【関連記事】TechClipsエージェントの評判と口コミを解説しています。

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