- プロジェクトマネージャーを目指すSEの方へ!
- 必要なスキルを身に付けて成功をこの手に収めよう!
- ①「設計力」がコアスキル【4つの決定を】
- ②「忍耐力」【部課長と同じ】
- ③「行動力」【部課長と違う】
- ④「KY力」【気を使いすぎるな】
- ⑤「根回し力」【常に先回り】
- ⑥「業務・システムのバランス」
私が10年以上、身を捧げてきたシステム開発の仕事。
キャリア後半でその役につくことが多かった
「プロジェクトマネージャー」いわゆる「PM」
今回は、この2つを実現するために必要なスキルや考え方を解説します。
- プロジェクトマネージャーになるため
- そして、成功するため
いわゆる、PMBOKや資格試験で解説されているような、知識体系的なものじゃないです。
わたしが約10年の経験で身につけた、かなり泥臭いものです。
現場密着型のノウハウ!だからこそ、実践的。
この記事を読んで、これらを実現して下さい!
- プロジェクトマネージャーに必要なスキルを理解!
- スキルを身につけるための方法を習得!
- 実践に移して、プロジェクトを成功に導く!
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プロジェクトマネージャーに必要なスキル①:「設計力」【この4つを決めろ】
プロジェクトマネージャーに「設計力」が最重要な理由
![たけし(26)](https://takeblog2020.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
いやいや、設計はSEの仕事でしょ。
それを卒業したいからプロジェクトマネージャーになりたいんだけど。。
![たけし(39)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/wp-1583901105719.jpg)
まず最初に、最重要スキルの話しを。
なにはともあれ「設計」!
なんだかんだでね、これが、
プロジェクトの成否の分かれ目なんだよ。
まず、この記事を読んでくれてる人に、あらためて説明する必要はないかもしれない。
でもあえていうと…
「何を作るのか決める」のが設計。
だから、設計に成功するかが、運命の最大の分かれ目。
逆に、これに成功して、モノづくりの工程、つまり、プログラムとテストに入ちゃえば…
プロジェクトマネージャーは、しばらく本気でやることはない。
でも、「設計」は、完了した時点では、「成功」か「失敗」が分からないのが怖い。
リリースしてみて、ユーザ、利用者から、不満が噴出して失敗することもある。
テストの工程で、バグが出まくることもある。
たからこそ、PMは設計に気合を入れまくって。
自分のスキルの全てを注入して、成功させる必要がある。
![たけし(26)](https://takeblog2020.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
でもどちらかと言うと、PMが力を入れるのは「要件定義」じゃない?
で、設計って全部自分でやるの?
![たけし(39)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/wp-1583901105719.jpg)
「要件定義」も大事。
でも「設計」の方が大事。
で、自分で全部できないからこそすごく大事なスキルがある。
まあ、「要件定義」でどこまで決めて、「設計」でどこまで決めるかにもよるんですが。
開発手法にもよりますね。
ただ、少なくともこれは必ず設計でやること!
「何を作るかを完全に最終決定して開発に入る」
仮に要件定義で、勘違いや漏れがあっても、設計でどうにでも挽回できる。
テストでバグ多く出ても設計が正しければ1つ1つ潰していけばなんとか。。
でも、設計で、大きく失敗すると、もうどうにもならない。
プロジェクトマネージャーが全力で決める4つのこと
そして、設計で失敗しないために。
さらに要件定義のミスを拾うために。
そして、テストに備えて・・・
プロジェクトマネージャーが決めることがこの4つ!
- ① 「何を」:設計で決めることを決める
- ② 「何に」:それを書くドキュメントの種類
- ③ 「目次」:各ドキュメントの目次を決める
- ④ 「誰が」:各ドキュメントの承認プロセス
4つと言っても、システムの規模が大きくなれば、それは多岐に渡ります。
全て自分で決めるというより、最終決定を自分で、、という意味です。
1ずつの具体的な内容は…
こちらの記事にまとめていますので、よろしければどうぞ!
プロジェクトマネージャーに必要なスキル②:「忍耐力」【部課長と同じ】
![たけし(26)](https://takeblog2020.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
おいおい!
当たり前だろ。。
そんなのプロジェクトマネージャーというか、この世の全ての仕事がそうじゃん。
![たけし(39)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/wp-1583901105719.jpg)
そう。というか、プロジェクトマネージャーって別に特殊能力が
いるわけじゃないからね。
まあ、そうなんですよね。。
ところで、「プロジェクト」の意味というか定義って知っていますか?
難しくいうとこんな感じ…
- 同じ目的を成し遂げるために
- 会社や組織の垣根を超えて集まった人達が
- 特別なチームで臨む、1回限りの挑戦
そして、そのトップ、リーダーがプロジェクトマネージャーですね。
なので、基本的には、企業組織を率いていくので、必要スキルや適性は、部課長とそんなに変りません。
大規模プロジェクトは、部課長がプロジェクトマネージャーをやることもよくあります。
いわゆる、コミュニケーションスキルとか、既に書いている「忍耐力」ですね。。
いちいちキレてたんじゃ、誰もついてきませんからね…
で、多くのメンバーを長期間率いるので当然「忍耐力」が必要。
いろんな性格、仕事の仕方をするメンバーがいる。
だから、根気強くコミュニケーションをとる必要がある。
日々多くの課題が発生する。
1つ解決してもまたすぐに発生する。
でも、また解決するために知恵を絞って行動する。
さらに、各種報告にも追われる。
- 部長報告
- 経営報告
- 収支報告
数か月、場合によっては数年。
耐え続ける「忍耐力」が必要なのは言うまでもありません。
プロジェクトマネージャーに必要なスキル③:「行動力」【部課長との違い】
次が、「行動力」。
これも、まあ当たり前なんですが。
でも、「行動力」は部課長にはない人もいるかも。。
でもそんなプロジェクトマネージャーは決して成功しない。
ここで、プロジェクトってなんだっけ?
ってはなしを思い出してみると…そう!
「会社や組織の垣根を超えて集まるメンバー」
自分の上司には、報告・相談をきちんとやる人でも。
いざ、プロジェクトに参加させられると。。
なかなか、直属の上長でもないプロジェクトマネージャーに、積極的にコミュニケーションしない人がいる。
メンバーに自ら、積極的に、働きかけないといけない。
プロジェクトマネージャーによっては、毎日、朝会、夕会、、さらに昼会までやる人も…
でも、そういう人の方が成功する。
自ら行動して人を集める必要がある。
あとは、部課長であれば、取引先の調査やアポなどを部下がやってくれるでしょう。
自ら外出したり、人と会わなくていいかもしれない。
そのあたりも、全部自分でやっていく「行動力」が必要
もちろん、自分の右腕をうまく体制に組み入れて、うまく動いてもらうのが賢いやり方だったりもしますが…
プロジェクトマネージャーに必要なスキル④:「KY力」【時には気にしない】
時には、、「KY力」が最重要になる。
さきほど例を挙げた、朝会、夕会なんて、まさにそうで。
「これ毎日やる必要あるんですか?」
と直接言われるかは分からないけど。。
そんな雰囲気が出る場合がある。
それでも続ける「KY力」が時には必要。
作業進捗が遅れている場合。
帰りたそうにしてるメンバーに残業を指示するのも、「KY力」の1つ。
プロジェクトマネージャーは各種ルールを制定して、メンバーに強いていく。
いちいち、1人1人の意見なんて聞いてられない。
空気を読まずにトップダウンで指示することが必要。
気を使いすぎて、はっきりとモノが言えない人…
残念ながら、プロジェクトマネージャーには向かない。
プロジェクトマネージャーに必要なスキル⑤:「根回し力」【常に先回り」
![たけし(26)](https://takeblog2020.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
やだねー、政治家とか役人みたいで。
おれは根回しせずに、ストレートに勝負していく大人になるよ!
![たけし(39)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/wp-1583901105719.jpg)
なめちゃいけない!
プロジェクトの意味を思い出してくれ。
しつこいですが、プロジェクトは…
「会社や組織を超えて集まった人達」で進める。
そう、普段のように、直属の部長に報告していれば、いいわけじゃない。
関連部署の、関連する業務の課長、部長あたりへの事前の根回しが必要となる。
どんなに自信満々でシステムを作っても、
- 「いや、これ全然違うんだけど・・・」
- 「こんなの求めてないよ・・・」
と言われたら、それで終わり。
事前に入念な根回しが必要。
- 「誰に」
- 「いつ」
- 「どうやってやるか」
できるプロジェクトマネージャーは常に意識している。
基本的にはこまめにやる人が失敗しない。
あとは、ポイントポイントで、プロジェクトの状況報告や承認行為も必要となる。
こんな人達に向けに。
- 部長
- 本部長
- 役員
- 他の本部や部署の社員
そんな会議の場で、突然…
「こんな課題があるんですが、みなさんどうお考えですか?」
と問いかけたら、会議は紛糾する。
事前に、自分の上司や関連部署に意見を聞く。
課題解決の方向性を準備して臨むのが当たり前。
根回しが苦手な人は…
大企業、大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャーには向かない。
プロジェクトマネージャーに必要なスキル⑥:「業務とシステムのバランス」
![たけし(26)](https://takeblog2020.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
ぼくは証券会社のシステム会社に入ったからね!
どちらかというとシステム知識よりも
証券業務知識を身に付けていきたいね。
![たけし(39)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/wp-1583901105719.jpg)
よく分かる。
でもそのバランスがすごく大事。
きみのその業務一辺倒のスキルのおかげで、
未来のわたしがどれだけ苦しんでいるか(涙)
プロジェクトマネージャーに必要な業務知識の観点
システムはユーザーが使うもの。
これらの目的をかなえるために…
- 「業務が便利になる」
- 「新しい業務できるようになる」
もちろん、ユーザー業務の知識を身に付けることは重要。
業務に踏み込んで、設計や課題解決、提案に繋げていきたい。
ただ、以前のわたしがそうだったんですが。。
あくまで、自分達が、システム構築のプロであることを忘れてはいけない。
- 業務のプロは、ユーザー!
- 業務のことは、ユーザーに聞けばいい
これらをしっかり作っておくことが大事!
- 業務のことを聞ける体制
- 業務への意見を引き出せる関係
そして、これらを正確にドキュメントに整理して合意形成する!
- ユーザーから聞いたこと
- ユーザーから引き出した意見
プロジェクトマネージャーに必要なシステム知識の観点
わたしがそうだったけど、、特に、ユーザ系SE、社内SEは、決してシステム知識の習得を怠ってはいけない。
さらに、プロジェクトマネージャーは、この両方の知識が必要。
- アプリケーション
- 基盤インフラ
特に、ハードウェアやネットワークの知識がおろそかになることが多い。
一番コストがかかっている部分であり、まさに、システムが動く基盤。
最低限、構成面などの基本知識は必須!
そして、開発現場の実態も知る必要がある。
いわゆるプログラマーや、SEメンバーのこと。
同じことを自分ができる必要はない。
どんな技術を使って、どんな環境で作業をしてるか。
最低限、それは知っておく必要がある。
わたしは、それを怠っていた。
それによって、現場からの相談に親身なって乗れず、信頼を失った経験がある。
業務とシステム知識、このバランスが大事。
以上となります。。
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<STEP1:SEのキャリアプラン実現のための目標設定方法>
- プロセス1:いまのスキルレベルを知る
- プロセス2:目指すスキルレベルを決める
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【解説記事】SEの具体的な目標設定方法と目標事例を解説しています。
<STEP2:SEがPMになるためのキャリアプラン策定方法>
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<STEP3:SEがPMになるためのキャリアプランの実現方法>
- PMになるには「上流工程」を極めろ
- 成功するPMに必要なスキルと資質【本記事で解説済】
【解説記事】「上流工程」で決めること、必要なスキルなどを解説しています。
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<社内SEの仕事内容>
- 3つの仕事内容【開発・企画・運用】
- 3つの仕事内容をさらに深堀り
- どの仕事をするかは会社によって違う
![社内SEの3つの仕事内容をさらに深堀り(開発・企画・運用管理)](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/09/99709ae82672634f859df04bec7eea2d.jpg)
<社内SEは業界内の最上位ポジション>
![IT業界の多重下請け構造【全体像を図解】](https://takeblog2020.com/wp-content/uploads/2020/03/de45e2b5b98777ce79f577191d00be23.jpg)
【解説記事】IT業界の全体構造と、揺るがない理由を解説しています。
【解説記事】IT業界の各業態の仕事内容を解説しています。
<社内SEの役割:ユーザーとPGとの分担>
【解説記事】各工程の詳しい仕事内容と誰が何をやるかを解説しています。
<社内SEのメリット・デメリット>
【解説記事】社内SEのメリットとデメリットを解説しています。
<社内SEに向いていない人:やめとけ!>
- 開発手法はウォーターフォールのみ
- 審査に追われて無駄な資料を大量に
- 開発言語はレガシー系のみ~CとJava~
- 企画から開発完了まで最低2年
- 営業・ビジネス・経営感覚はつかない
【解説記事】大企業の社内SEの実態を解説しています。
<社内SEに必要なスキルとキャリアプラン>
- 上流工程、要件定義のスキルが必要
- マネジメントスキルが必要
- わたしが実際に歩んだキャリア
- 管理職になるとこうなっちゃう…
【解説記事】上流工程・要件定義で、決めること、作るドキュメント、必要なスキルを解説しています。
【解説記事】本記事で解説済
【解説記事】わたしがPMになるまでに実際に歩んだキャリアを解説しています。
【解説記事】社内SEの管理職になったわたしの体験談を解説しています。
<社内SEになるための就職対策!>
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【解説記事】社内SEの効果的な志望動機の作り方と具体例を解説しています。
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