SEのキャリアパスを解説!仕事の流れと役割分担も【就活生向けに】

※本記事は広告を含みます
SEの仕事の流れとキャリアパスを解説~就活生向け!~ SE
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こんな人に こんなことを!
  • SEの仕事を知りたい全就活生へ!
  • キャリアパスと仕事の流れを解説します!
就活生
就活生

SEに興味があります。

仕事内容を教えて下さい。

学生のぼくでも分かるようにお願いします。

では、学生にも分かるように解説します。

SEの仕事に17年間、身を捧げたわたしが!

これを読むだけで…

他の就活生とは圧倒的な差がつく!

面談・面接でこんな質問を繰り出してみよう。

  • 「SEのキャリアパスのうちプロジェクトマネージャーに興味があります」
  • 「御社ではなれますか?何年目くらいでなれるのか教えて下さい。」

こう思われて評価が上がる!

「おっ!きちんと業界研究してる学生だな」

就活生
就活生

なるほど…もう結構です!

待ちなさい!

知ったかぶって使ったら、こんな逆質問されるかもよ…

「なんでプロジェクトマネージャーに興味があるの?」

答えられなきゃ…落ち確定

本記事を読んで、理解を深めて下さい!

【関連記事】SEの就職対策の完全ガイドです。

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SEのキャリアパスの流れと4つの注意点

SEの一般的なキャリアパス

SEの一般的なキャリパスの流れ

SEの一般的なキャリアパスです。

カッコ内は、わたしの実績年数。

①プログラマー(1年)
※PGと呼ばれる
 ↓
②設計者、開発チームリーダー(4年)
※プロジェクトリーダー(PL)とも呼ばれる
 ↓
③プロジェクトマネージャー(4年)
※PMと呼ばれる
 ↓
④部課長(あがり)

実績年数は、あくまで最短の目安。

わたしは社内SEだったので、早かっただけ。

そのあたりを踏まえた注意点を次に説明します。

SEのキャリアパスの4つの注意点

  1. 各キャリアパスの年数は会社によって大きく違う
  2. 早く上がればいいってわけじゃない
  3. 上からきれいに流れるわけじゃない
  4. 会社の業態によって「やらない」「できない」もある

1つ目の注意点。

さきほどのキャリアパス事例は、あくまでわたしの実績。

一般的には、プログラマーで…

3年から5年かかることも多い

特に、こんな会社では、PGのキャリアが長くなる。

  • 大手IT会社やメーカー系のシステム子会社
  • ソフトウェア開発専門会社

ただ、それが悪いというわけじゃない。。

豊富な経験と高い技術が身につく

2つ目の注意点。

必ずしも…

早く上がればいいってわけじゃない

スキルがないまま、PLやPMになってもこんなデメリットがある。

  • 開発メンバーと技術的な会話ができない
  • 技術的な課題を解決できない
  • 転職も独立もできない

3つの目の注意点。

SEのキャリアパスは…

上からきれいに流れるわけじゃない。

常に1つのプロジェクト、案件に専任で入るわけじゃない…

  • プログラマーしながら、小さな案件で、設計
  • 設計しながら、小さな案件で、プロジェクトマネージャー

こんなことが普通にある。

4つ目、最後の注意点。

会社の業種・業態によって…

「やらない」「できない」がある

さきほど挙げた例だと…

開発の下請けが中心のソフトウェア会社では…

プロジェクトマネージャーにはなれないことも

SEの業種・業態には、こんなものがある。

  • 社内SE、ユーザー系子会社
  • メーカー系SIer、独立系大手SIer
  • 独立系小規模
  • ソフトウェア会社
  • フリーランス

上から順に…

キャリアパスが早く上がる

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SEの仕事、システム開発の流れと役割分担

SEの仕事の全体の流れ

各キャリアパスの仕事内容を説明する前に…

システム開発のざっくりとした仕事の流れを理解しましょう!

就活生
就活生

えーーー

さっさと各キャリアパスの仕事内容を知りたい!

早く、プロジェクトマネージャーになりたい!!

焦ってはいけません!

そんな浅はかな知識では…

就活で業界研究不足が見抜かれる

でも、ざっと目を通して、なんとなくの理解でOK!

この6つを上から順に簡単に解説します。

  • ①要件定義
  • ②プロジェクト計画
  • ③設計
  • ④開発
  • ⑤テスト
  • ⑥リリース

①~⑥のぞれぞれを「開発工程」と呼びます。

全体の期間は、案件・プロジェクト規模によって、大きく変わってくる。

最短で1か月、大企業の数十億規模になると3年かかる場合も。

SEの仕事とシステム開発の流れ

では、ざっと読み流して下さい。

あとで、誰が何をするかを解説するので…

雰囲気が掴めればOK!

開発工程①:要件定義

「システムに求めること」を決める。

✔システムを作る目的
→業務の効率化、新サービスの開始
✔システムを使う人
→全社員、特定の部署、顧客
✔システムを作る効果
→いくら経費削減するか
→いくら収益をあげるか

開発工程②:プロジェクト計画

「システムをどうやって作るか」を決める。

✔プロジェクトの体制・役割分担
→だれが、どの工程で、なにをやるか
✔プロジェクトの計画
→どの工程にいつから、何日かけるか
✔プロジェクトの予算
→なにに、いくら使うのか
→人件費、ハードウェア

開発工程③:設計

「システムに実装する機能と情報」を決める。

✔画面
→デザイン、入力・表示情報
✔処理ロジック
→検索方法、計算方法
✔データ構成
→種類:「顧客情報」「店舗情報」
→中身:「氏名」「住所」「電話番号」

開発工程④:開発

「システムを構成するプログラム」を作る。

✔コーディング
→ソースコード生成、文法エラー除去
✔プログラムテスト
→設計した通りに動くか
→与えた情報を正しく出力するか

開発工程⑤:テスト

「設計・要件通りに動くかテスト」をする。

✔システム機能のテスト
→「設計」した機能になってるか
✔業務のテスト
→「要件定義」した条件を満たせるか

開発工程⑥:リリース

いよいよ「システムをユーザーに納品」する。

✔リリース作業
→プログラムを本番サーバに配置
→初期設定・データをセットアップ
✔業務利用開始
→社内ユーザーの業務利用開始
→社外顧客のサービス利用開始

システム開発の役割分担

SEの仕事の役割分担

システム開発には、必ずこの3人の人物が登場。

  • ユーザー
  • SE
  • PG

1人ずつ簡単に紹介。

ユーザー:主戦場は「①要件定義」

最初に全力投入してもらう

最初にシステムに求めることを明確にしないと…

プロジェクトは失敗する可能性大!

あとは最後の⑥リリースで…

安全に新業務やサービスを開始する重要な役割も!

SE:①~⑥全ての工程を推進

全体をリード推進していく立場

腕の見せ所が…

②プロジェクト計画
③設計

ここは、ユーザーもPGもあまり助けてくれない。

みずからの実力の見せ所。

PG:主戦場は「④開発」「⑤テスト」

基本的には、開発に全力投球!

あとはこのあたりも。。

「③設計」のうち、プログラム設計はPGが担当。

SEが決める画面デザインを、プログラムに落とし込む設計。

「⑥リリース」では、手順書を作って作業を実施

役割分担の具体例と分担表のまとめ

ユーザーは、社外のお客さまの場合も。

その場合、そのお客さまにサービスを提供する部署がユーザーに。

例を挙げると、証券会社で顧客が利用するオンライン取引システムを作ることに。

この場合…

  • SE:証券会社のシステム部や開発子会社
  • PG:SIer企業
  • ユーザー:証券会社のオンライントレード部

このような体制に。

最後に各工程の役割分担を表でまとめると。

ユーザーSEPG
①要件定義◎:主戦場〇:引出し役×:出番なし
②プロジェクト計画〇:自分の計画◎:主戦場×:出番なし
③設計△:画面決める◎:主戦場△:内部設計
④開発×:出番なし△:管理◎:主戦場
⑤テスト△:業務のみ◎:主戦場〇:実行部隊
⑥リリース〇:業務開始◎:主戦場〇:実行部隊

このように、誰もが主役となる場面がある。。

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SEの各キャリアパスの仕事内容

キャリアパス①:プログラマー

これは、分かり易いはず。

前の章で説明したPGの役割分担そのもの。

開発工程だと…

「④開発」「⑤テスト」が中心

わたしの場合は、1年目にみっちりやって、PGのキャリアを終了。

早く次のキャリアパスにいきたくて卒業を志願。

設計者、開発チームリーダーになりたかった。

PGのキャリアパスの年数は、業態によってかなり違う。

社内SEだと全くやらない人もいる。

SEって呼べるのか疑問だけど…

いきなり、パートナー会社の上に立つ。。

独立系SIerだと、最低5年くらいはこの立場。

小規模のソフトウェア会社だと…

ずっとこの立場の人もいる

課長になってもコーディングしてる人も。

フリーランスも同じく、ずっと開発だけやる人も。

キャリアパス②:設計者、開発チームリーダー

この立場、このキャリアパスから、ようやくSEと呼ばれる。

SEの前半戦!

ある程度の規模の開発を、担当する。

開発工程でいうと「③設計」中心に

コストの規模感でいうと、数千万円の案件。

比較的小さな案件ならば…

トップにたって全行程を推進

開発メンバーを率いるようになる。

こんな業務が発生してくる。

  • 設計の指示
  • 作業の進捗状況を管理
  • 開発の課題を解決

あと、ユーザーとの調整力が必要になる。

キャリアパス③:プロジェクトマネージャー

このキャリアパスからは、SEの後半戦。

数千万円から数億円の案件を…

全行程において全責任をもって推進

プレイヤーとして力を発揮するのが、いわゆる上流工程。

開発工程で言うと…

  • 「①要件定義」
  • 「②プロジェクト計画」

この段階で、これらがプロジェクトの成否を分ける。

  • ユーザーから要件を正確に引き出す
  • 費用対効果の妥当性を検証
  • 責任と分担が明確な体制作り
  • 無理のないスケジュール作り

そして、マネージャーとして、プロジェクト管理のノウハウが必要に。

  • タスク進捗管理
  • ヒト、モノ、カネの調達管理
  • コスト管理
  • リスク管理

業種・業態によっては、この立場にならずにキャリアを終える。

  • 独立系SIer
  • 小規模ソフトウェア会社
  • フリーランス

キャリアパス④:部課長

これが最後のキャリアパス。。

わたしがたどり着いた、SEの成れの果て

もう特定の案件、プロジェクトではなく、組織管理に徹する。

勤怠管理とか、予算管理とか。。

はい…

つまらないので、やめちゃいました

でも、ここからが最高なんでしょうね

各プロジェクトは、部員課員が推進してくれる。

会社行って寝てればいいだけ

はい…

本当に、ほとんど寝てました。

ということで、以上となります。

ちょっと色々と説明しきれなかったので、また別記事で。。

就活頑張ってるみなさんへ!

SEという仕事を少しでも理解し、興味を持って頂けたなら嬉しいです。

この記事の内容を元に、もっと知りたいこと、聞きたいと思うことを、考えてみて下さい。

そして、面談・面接で積極的に質問してみて下さい!

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>顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】



【関連ガイド記事】SEの就職対策完全ガイドです。

【↑本ガイドの概要と掲載記事一覧↓】

<SEの仕事内容>※一部本記事で解説済

  • システムの重要性と必要性
  • システムの構成とSEの種類
  • 開発工程とPGとの違い

<SEのキャリパス:PG→PL(開発リーダー)→PM>

  • ①プログラマー(1年)
  • ②設計者、開発チームリーダー(4年)
  • ③プロジェクトマネージャー(4年)
  • ④管理職、部課長(終了…)

【関連記事】わたしが歩んだキャリアと、仕事内容を、解説しています。

<SEの仕事のやりがい:ものづくり&喜んでもらうこと>

  • お客さまの目的を達成する喜び
  • ものづくり!完成した時の喜び
  • 人と協力して目標を達成する喜び
  • 新しい技術・知識を身に付ける喜び
  • 新たな人との出会いと刺激

【解説記事】SEの仕事のやりがいについて、解説しています。過去の自分の体験と似ているものがあれば、大きな志望動機になる!

<SEって文系でもなれる?:全く問題なし>

【解説記事】文系でも大丈夫か、ってこと以外にも、いくつか素朴な疑問に答えています。

<SEの業界構造:多重下請け構造と業態>

IT業界の多重下請け構造【全体像を図解】

【解説記事】IT業界の全体構造と揺るがない理由について、解説しています。

<SEの給料:比較的高い>

【解説記事】わたしが、勤務していた大企業子会社の収入や年次が上がってからの仕事内容を解説しています。

<SEはどんな人が向いてる?>

  • コミュニケーションが好き
  • プレゼンテーションが好き
  • 文章を書いたり図を書くのが好き
  • 情報収集と勉強が好き
  • 検索する習慣がある
  • 打たれ強い、打たれて伸びる

【解説記事】各チェック項目の詳しい内容、向いてる/向いてないの理由を解説しています。

<SEなるための就職対策>

  • SEに限らず必要となる自己PRと志望動機
  • SEへの就活で効果的な志望動機と具体例

【解説記事】就活で勝ち残るための自己PRの具体事例を解説しています。

【解説記事】SEの志望動機の具体事例を解説しています。

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  • 3つの仕事内容をさらに深堀り
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社内SEの3つの仕事内容をさらに深堀り(開発・企画・運用管理)

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IT業界の多重下請け構造【全体像を図解】

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【解説記事】社内SEのメリットとデメリットを解説しています。

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