もううんざり・・・何を考えてるんだかさっぱり分かりません。どうしたらいいでしょう。。
わたしは、会社員生活17年間、上司でもあり、部下でもあった。終盤6年は課長クラス。
面倒な部長にも苦しめられた。。そんな時にどうやって打開したか。
わたしに苦しめられた部下もいたはず。なるべく苦しめないために工夫をした。
そんな経験を踏まえて、悩みに答えます。
本記事は大きく2部構成になっています。
前半:仕事の増やす上司の特徴と深層心理7つを分析
後半:それぞれへの対策
前半をざっと読んで頂き、あてはまるものがあれば、後半で対策を練りましょう!
この記事を読めば、仕事を増やす上司の深層心理が分かる!そして対策が打てる!
【関連ガイド記事】仕事のストレス対策完全ガイドです。ストレスを克服したい方は、ご一読下さい!
無駄な仕事を増やす上司の7つの特徴と深層心理
仕事のイメージができていない上司
無駄な仕事をさせる上司。仕事の成果物、仕事のプロセス、具体的にイメージができていない。だから、とりあえず、部下である、あなたにに丸投げ。
それを受けてあなたは、知恵を絞る。なんとか成果を出す。例えば、企画書を作成する。丸2日かけて。
そして、上司に見せる。そこで、初めて、こんなことを言われる・・・!
「う~ん、なんかイメージと違うな。こういうイメージだったんだよね~」
全部やり直し。。上司が、初めに、自分で数分でも真剣に考えていれば。それをきちんと、あなたに伝えてくれれば。
こんな無駄にはならなかったのに。仕事は増えなかったのに。
上の言うことを全て真に受ける上司
仕事を増やす上司。上司のさらに上司。例えば、相手が部長だとしたら、本部長。何を言われたんだか、知らないけど。。
ある日突然、こんなとを言い出す。しかも大慌て・・・
「〇〇くん!大至急、大至急で、本部長向けに報告書を作ってくれ!」
しょうがないので、あなたは、緊急で報告書を作る。その日、夜遅くまでかけて。。並行して、翌日、本部長のスケジュールを抑える。
翌日、本部長に説明に行く。すると本部長が一言・・・!
「いや別に、こんな仰々しい資料はいらないよ。。ちょっと話し聞きたかっただけだからさ・・・」
昨日の苦労は無駄に終わる。。そんなとほほな、部長はこんな人。。
自分で決められない上司
仕事を増やす上司。自分で決められない上司。仕方ないので、あなたが全て確認する。調整する。この人たちへ。
- 上司のさらに上司
- 関連部署
- お客さま
挙句の果てに、その調整結果を見せろと言ってくる上司。そうじゃないとおれは納得しないと・・・あなたも言われたことあるはず。
「〇〇との調整は終わってるの?おれじゃあ判断できないよ」
初めからそう言ってよ。。でも実はたかだか部長の持つ権限なんてその程度。
本質じゃない細部にこだわる上司
仕事を増やす上司。例えば、資料。無駄に、図の書き方、細かい表現にこだわる。「てにをは」とか。。伝わればそれでいいのに。
さらに、修正する度に打ち合わせを設定して、一から十まで全部説明してくれと言う。。前回説明したところを飛ばすと。。
「ちょっと飛ばさないでよ。。そこもちゃんと説明して」
挙句の果てに、前回説明した箇所にも指摘が入る始末。。
そんなことを繰り返してあなたが作成した資料。30分の打合せで、説明に使用してお役御免!
組織目標を無理やり達成する上司
上司は組織の目標を達成するミッションがある。例えば、部長。部の半期目標を立てている。
売上・利益の達成、各種施策の推進、完了。こんな業績に直結する最終目標の達成にこだわる上司ならまだいい。
仕事を増やす迷惑な上司になると。残業時間の抑制、資格の取得、マニュアルの整備。こんな間接的な目標にこだわる。
さらに、期末の最終月。9月とか3月になって突然仕事を増やす。目先、全然必要じゃないのに、突然こんなことを言い出す。
「今月中にマニュアルを3本整備したい。簡単なのでいいからやっておいて」
さらに追い打ちをかけて、残業一切禁止とか言い始める。そして、自分は何もやらない。。
部下を信用しない上司
仕事を増やす上司。部下に仕事を任せることができない。全部自分の目でチェックしないと気が済まない。。
自分でちゃんとチェックしてくれるならまだまし。こんな部長もいる。
「リーダーのチェックは済んでいるの?」
「課長のチェックは済んでるの?」
報告という仕事を増やしまくる。あなたの仕事を増やすだけじゃなく、あなたと部長の間にいる人、全員の仕事を増やす。
挙句の果てに。。最後に自分のこだわりを押し付けてくる。
このご時世、在宅ワークが当たり前に。でも認めない会社、認めない上司。社員、部下が信用できない。
出社して席にいないと仕事をサボると思っている。仕事をしてないと思っている。仕事の成果を正当に評価できないから。
努力が美徳だと思っている上司
仕事の量や経験、つまり努力が全てだと思っている。ある程度はしょうがない。いまの上司はみんなそうやって上司になったんだから。
でもこんなことを言う上司もいる。
「〇〇さんは残業して頑張ってるよ」
「●●さんは休日出社して頑張ったよ」
他の部下との比較。。残業、休日出社、これは時間管理ができいないダメな社員。でも自分もやってきたこと。責任感の現れだと思っている。
あるいはこんなことも・・・
「楽をしようと思っちゃダメだよ」
「努力が足りてないから結果が出ないんじゃないかな?」
そして、努力をさせるために、何度もダメ出しをする。1つの仕事を終わらせるのに時間をかける。本気であなたの成長のためだと思い込んでいる。
このご時世。システム化や、ツールの利用。仕事を効率化するための手段はあふれてる。でも、楽していい結果は得られないと本気で思い込んでいる。
在宅ワークで、通勤時間という無駄を削減する手段もある。でも頑張って会社に来る。2日酔いの時こそ、張ってでも出社。。それが彼らの美徳。
無駄な仕事を増やす上司への7つの対策
仕事のイメージができていない上司
無理やりイメージさせる機会を早めに作る。細かく作る。
上司からイメージを引出すこと。それを自分から仕掛けていくことが大事。だって上司の頭の中は覗き見ることはできない。
具体的にこんなことをする!
- 自分で仕事のイメージをメモやメールに箇条書き
- それを上司にメールあるいは説明
- 資料であれば、目次、構成の段階でぶつける
- 途中段階でも何度かぶつける
例えば本部長宛ての報告書を作ってくれと言われた時。顧客企業とのトラブルに関する報告。悪い報告。
「こんなことを纏めるってことでいいですか?」と聞いてみよう。メモにして持っていってもいい。メールしてもいい。
- 顧客企業の概要
- 顧客企業とのトラブルの概要
- 経緯を時系列で整理
- 先方から求められていること
- 原因
- 対策方針
- 再発防止策
これをやっても、上司から全くイメージが引き出されない場合がある。こんなつれない一言が・・・
「うーん、いいんじゃないかな。。」
「とりあえず、進めてみて。。」
もう好きなように進めてみよう。仕事の丸投げってやつだ!詳しくはこの記事をどうぞ。
上の言うことを全て真に受ける上司
上司のさらに上司が何を求めているか。実はそれは上司にも分からない場合がある。間違いないのは本人に確認すること。
さきほどの例で対策を考える。上司である部長が、さらに上司の本部長から指示を受けた時。これをやろう。
- 部長が、本部長から受けた指示を正確に聞き出す
- 自分でも求められていることを推測してみる
- 上司である部長に確認する
- いまいち反応がない、薄い場合、自分で本部長に聞く
- 緊急度合いと、求めているものを。席に行ってもいいし、自分でメールしてもいい
いやいや、本部長は役員だから、いきなり突撃なんて。。という大企業の会社員もいるはず。
部長に突撃してもらいましょう。。課長でもいい。1つ前の対策と同じ。求められていることを箇条書きして、部長に渡す。
本部長に確認してきて下さいと言う。嫌だと、言われたら。もうこの2択!
「じゃあ自分で判断して下さい」
「わたしが自分で本部長に確認してきていいですね」
自分で決められない上司
事前に調整が必要な相手と、調整すべきことを上司に確認する。先回りして自分で調整を済ましておく。
事前に調整が必要な相手は、この3種類に分かれる。
- 上司のさらに上司
- 関連部署
- お客さまや外部機関
調整相手によって、調整の攻略法が変わってくる。使うべき手段、順番が変わってくる。時には上司の協力が必要に!
詳しく知りたい人はこちらをどうぞ!
仕事が調整ばかり?会社員は調整力が成否を分ける!相手別の攻略法
本質じゃない細部にこだわる上司
こだわり続けるとどうなるか分からせるしかない!
仕事の期限やスピードを犠牲にしてまで、自己満足に浸り続けるとどうなるか…
- 仕事の完了が遅れる
- 期限を守れない場合もある
- 最悪、お客さま、関連部署、偉い人に迷惑がかかる
- あなたの仕事も残業も増える
関連部署や偉い人からクレームを受けたら…
遠慮なくこう言おう!
「●●部長のチェックが無駄に細かくて」
お客さまからクレームを受けたら…
それはあなたのせいじゃない!
無能な上司のせいだから気にする必要は全くない。
悪い結果を出し続ける組織のトップは…
いずれ必ず評価が下がる
その日を待とう!
組織目標を無理やり達成する上司
組織の目標を達成するのは上司の仕事。でも、上司から指示を受けて、承諾した時点で自分の仕事になる。
まず安易に受けない!あなたは、自分自身の業績目標の方が優先。だって、上司が期初に指示・承認したもの。
先に受けた、業績に直結する指示目標の方が優先。期末で追い込まれてる時に、突然、「マニュアルを整備してほしい」。
こんなの断るべき!こう言っていい。
「期初に立てた●●の目標を優先するのでできません」
「それが終わってからスケジュールを組みます」
業績目標は、達成すればあなたは、正当に評価される。それが会社に蓄積される。
もちろん、仕事を断った分、上司の印象は少し悪くなる。でもそれはその人の記憶に一瞬刻まれるだけ。気にしなくていい。
人事評価に関する関連記事は、こちらをそうぞ!
多面評価の時代に評価者が気を付けること~評価者研修を開催!~
部下を信用しない上司
信用されるまで実績を作るしかない。それには、これを理解する必要がある。
- 上司が求める品質
- 上司が求める他人のチェック
- 上司が求める事前調整
こられを最短でクリアすることが信用につながる。ある程度、ダメ出しをされて経験しないと分からないこともある。
でも、周りの先輩に聞けることもある。
「部長ってどんなこと気にしますかね?」
遠慮なく聞く。自分より多くのダメ出しをくらってきた人。同じ悩みを抱えるあなたに必ず多くのヒントをくれるはず。
仕事を早く、周りを巻き込んで、進める方法。こちらの記事を参考までに。。
仕事が早い人の特徴と習慣13選!仕事が遅い…悩む人への解決法!
とはいえ、、今どき、リモートワークさえ認めていない会社。社員を全く信用してない会社。これには1社員には対策の打ちようがない。。
この記事を読んで、いまの会社に居続けるべきか、考えてみることをおすすめします。
リモートワークを導入しない会社が抱える6つの闇の実態に迫る!
努力が美徳だと思っている上司
成果をきちんと出しているならば、全く気にする必要ない。
これはもう価値感の違い。どうにもならないと割り切る。努力が好き。もう感情の問題。合わないものは合わない。
仕事を効率化しない人。残業が努力だと思っている人。そしてそれを評価する上司。全員、仕事ができない人!
流される必要はない。影響されることは一切ない。そうしないとあなた自身が、間違ったマインドを植え付けられる。
仕事は毎日残業なく終わらせた方がいいに決まってる!こちらの記事も合わせてどうぞ!
それでも無駄な仕事を増やし続ける上司へ持つべきマインド
最後に、あなたと上司の関係には、この事実がある。これを忘れてはいけません!
- あなたの責任をとる立場にある
- あなたより高い報酬を得ている
- あなたよりスキルと経験がある
最後は自分で責任をとってもらう。上司なんだから当たり前。実際にそうなっても気にしなくていい。
組織の目標が達成できなかった。当然上司の責任。部下の仕事を増やし続けて、部下の健康が害された。これは人事部や役員に報告しよう。
責任を感じて、残業時間を過少申告したりするのは、絶対NG!仕事を増やされた分は、全て残業代をもらう。労働基準法が定める残業規制は当然守られる。
逆に、あなたにあって上司にないもの。
未来の可能性がない
だから、今の仕事を続けるしかない。しがみつくしかない。自分には未来がある。そう考えて上に立とう!
そして、将来、無駄な仕事、自分の満足感を満たすだけの仕事。そんな仕事を増やすだけの上司にならないようにしよう!
では、以上となります。ありがとうございました!
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