わたしはなんとか30代前半で、大企業の課長になれた。
理由は、圧倒的なスピードで失敗を繰り返したから!
この記事では、若手会社員に大切にしてほしい、これらのことを説明します。
- 仕事における「スピード」の重要性
- 仕事では「スピード」が「質」を圧倒的に上回ること
- 圧倒的に成長には「スピード」を上げて経験するしかない
このことは、書籍などでも論じられていること。
だからこそ、会社員が何度も、同じ過ちを犯し、この基本的なことを忘れてしまう。
改めて、あなたの仕事の仕方を振り返りながら考えていきましょう。
わたしの実体験と実経験を踏まえて、いかに「スピード」が大切かを解説します。
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会社員の仕事は「スピード」が「質」を圧倒的に上回る
クイックレスポンスでスピードを上げるだけで劇的に結果が変わる!
誰もが、中途半端なもの、自分が納得していないものは、上司や他人に見られたくない。
そこで特に若手社員が陥りがちなのが、質、クオリティに、必要以上に拘ってしまうこと。
でも、大抵の場合、それは自己満足にすぎない。
若手社員が勘違いし易い、こんな例えを挙げて考えてみます。
あなたが、上司にある資料を作成するように指示されました。
1週間くらいを目途にと・・・
この3つ、どれが一番いいと思いますか?
パーセンテージは、資料の「質」への自己満足度。
- ケース1:指示された翌日に20%の質で提出
- ケース2:3日後に60%の質で提出
- ケース3:1週間後に80%、いや!自分的には100%の質で提出
はい。スピードを重視したケース1。
仕事の「スピード」を最大限重視したケース1が正解な理由
これら全てにおいて、ベスト!
- 上司への貢献
- 自身の成長のスピード
- 成果物の期限順守
報告のスピードは、早ければ早いほどいい。
ケース1は極端な話、0%の白紙でいい。
その時点で、少なくとも、これが上司に伝わる。
あなたが何をすればいいのか、全く分からないこと
それが早い分、ケース2、3より遥かにマシ!
そこで、こういう方向性で、と具体的な追加指示があるでしょう。
文章の目次や整理・記載内容のイメージが授けられる。
あ、、すみません、この時点で、ブチ切れられた場合は転職検討を・・・(笑)
そこから、20%→40%→60%→80%と、日々報告と修正を繰り返せば…
1週間後には形になる。結果的に最短スピード。
若手のうちは、上司の満足度なんて絶対100%に達しない。
でも全く気にしなくていい。
最後上司が、「あとはおれが直しておくよ」と言って結構直されることも。
それも全く気にしなくていい。
上司が一から全て自分で作るより、かかる時間は少ない
それが、若手にできる唯一の貢献
1円も稼げないうちは、上司の時間を少しでも削減するのが貢献。
仕事の「スピード」が遅いのに「質」にこだわったケース2と3がダメな理由
「スピード」より「質」を重視しても結果的に「質」が劇的に下がる
再度、さきほどの事例。
- ケース1:指示された翌日に20%の質で提出
- ケース2:3日後に60%の質で提出
- ケース3:1週間後に80%、いや!自分的には100%の質で提出
ケース2とケース3は何がいけないか。結果どうなるか。
まず、若手社員の自己満足度は、どんなによくても初回提出なんて約6割分はマイナス。
最悪どんなに頑張っても0%、つまり根本的なところから大きく勘違いしてるケースもあります。
ですので、現実は・・・こんな感じなります。6割減なので大体0.4掛けてみると。
ケース2:3日後に60%のクオリティで提出→現実…上司からすると25%のクオリティ
ケース3:1週間後に100%のクオリティで提出 →現実…上司からすると40%のクオリティ
もうお分かりですよね。。
事前に伝えられた1週間という期限に対しては、巻き返し不可能。
優しい上司あれば、期限をもう1週間延長してもらえるかも知れない。
そうなると、あなたは同じ成果を出して、同じ成長を得るのに、ケース1より追加で1週間が必要。
1週間無駄にした
せっかちな上司に、こう言われたら最悪。
「あ、、もうあとはおれがやっておくよ」
自分の時間を無駄に使ったことはまだしも、上司の時間も無駄に。
そして、このケースで、もっとも恐れなくてはならない、大打撃が実はこれ!
仕事の成果は時間が経つと「質」=「価値」が劇的に落ちる
「一日かけて高める価値」より「一日経つことで下がる価値」の方が大きい!
上のケースでさらに重要なこと、知っておかないといけないことが。
仕事の成果、主にビジネスドキュメントの質。
必要とされる時点で「質」=「価値」が大きく変わる。
内容が一言一句全く同じであっても…
私たちが触れる機会がある代表例が、ニュース記事。
今日のニュースを、綿密な取材内容を盛り込んで1週間後に発表することも、ある。
でも、普通は、最低限の事実関係を整理して、当日の夕刊、翌日の朝刊に出す。
逆に、速報で出した内容の価値を100とするなら、全く同じ内容なら1週間後の価値はほぼ0。
だから、追加取材をして、より価値を高めて、後日読者に提供してる。
話を前の例に戻すと、ケース1~3の話し。
ケース1と全く同じ内容のものが、ケース2、3では、その1週間後に出来上がったとします。
これはもう同じ価値を持つものではない。
もちろん内容にもよるけど、ものによっては価値が7割とか8割下がる。
最悪無価値になったり、マイナスまで落ち込むことも
マイナス?さすがにないでしょ…と思うかもしれませんが、いや普通にある。
例えば、こんなケース。
ある事業の業績が悪化しているため、担当部長が経営陣に報告を求められた。
そこで、担当部長は、1か月かけて、綿密な数字を揃えて具体的な対策案を、びっしりと100ページの資料を作成して報告。
わたしが報告を受ける役員だったら、ふざけんな!
と怒って。左遷するかもしれません。
3日後に、3ページの資料、いや翌日に一枚ものの資料で速やかに報告すべき。
報告の価値は、もたもたしていると、すぐにマイナスフェーズに入る。
とにかくスピードが命!
大抵の場合、「一日かけて高める価値」より「一日経つことで下がる価値」の方が大きい!
若手社員に必要なのはとにかく「経験」!だから「質」より「スピード」
失敗する「スピード」と「量」を極限まで高める!
ビジネスの世界に最初から5年目や10年目の社員に対抗できる天才なんて絶対いません。
どんなに高学歴で将来有望の若手だろうが、それは同じ。
失敗を繰り返すことでしか成長できない。じゃあさっさと失敗しましょう。
失敗という経験をとにかく多く、早く繰り返している人が成長します。
そのスピードと量が大事。
たまーに成功する経験もあります。いや、失敗をさっさと繰り返してると結構増えてきます。
でもそれに甘んじることなく、思う存分喜んだら、また次の失敗に挑戦しましょう。
これによって、2年目で、5年目の社員に追いつくことくらいなら、なんとかできる。
あとは上司への切実なお願い!部下・メンバーに何度でも大きな失敗させて下さい。
あなた達は、散々失敗を繰り返して成長してきましたよね。
なぜそれを彼らには遠慮してさせてあげないんでしょうか。ズルいです。
失敗の結果を含めて予測・管理・フォローをした上で、失敗をさせてあげて下さい!
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